<ファイルーズあい>「株式会社マジルミエ」 苦しかった就活経験は無駄ではなかった!
◇子供の頃に憧れたのは妖怪、魔物!?
魔法少女に憧れる子供も多い。ファイルーズさんは子供の頃は……。
「妖怪や魔物が好きだったので、魔法少女に変身するのではなく、妖怪や魔物と一緒に戦ったり、体の一部が魔物になるようなキャラクターに憧れていました。フリフリのドレスというよりは、学ランみたいなものを着て(笑)。ガーリーなものよりは、ユニセックスなものに惹かれていました。忍者になりたかった時期もありましたし。男性も女性も平等に活躍する作品が好きでした。大人になってから魔法少女ものに触れる機会が増えて、こういう魅力もあるんだ!と新しい発見をしています」
ファイルーズさんはファッションにも造詣が深い。魔法少女になったカナのファッションをどのように見たのだろうか?
「意外とシンプルですよね。魔法少女はフリルが多いイメージもありますが、ないんです。頭にリボンはありますが、首に巻いているのはスカーフタイです。ほかの魔法少女ものと一味違います。社長はフリフリですが(笑)。実際に働く子たちは動きやすさが重視されているのかもしれません。機能美、魔法少女らしさ、それぞれの会社の色もあって、シンプルだけどすごく計算されているデザインだと思います。いろいろな魔法少女が出てきて、それぞれの個性が出ているので、楽しみにしてください!」
「株式会社マジルミエ」は、魔法少女が現実の職業として存在する世界が舞台となる。そんな世界ならではの設定もある。
「魔法少女が戦って、それで終わりではなくて、戦った後で現状修復する人、そこに住んでいる地域の人のことまで考えて行動しています。自分だけが仕事をするのではなく、仕事は必ずチームで行うものと教えてくれます。私もチームプレーが得意ではないのですが、カナを見て、やっぱり仕事はチームなんだと改めて学ばせてもらいました。それに、思っていた以上に怪異が怖いです。魔法少女が職業として成り立っている世界は、生半可なものではなく、彼女たちは常に命を懸けて戦っています。怪異のまがまがしさを見て改めて感じました。ただ、子供が見ても安心な内容ですし、日曜朝に放送してもおかしくないくらいだと思います。子供にも見てほしいですね」
アニメの放送に向けて、ファイルーズさんは「カナの成長が大きな見どころですし、私もアフレコで学ばせていただき、リアルな温度感でカナと一緒に成長できたと思います。魔法少女と言えば、変身バンクですし、そこもスタッフの皆様が本当にこだわりと愛を込めて作っているので、ぜひ楽しみにしてください!」と語る。さらに成長したファイルーズさんの熱い演技に期待が高まる。