「フリーアナ・菅久瑛麻、物価高にあ然…初めての米国生活」第5回

NBAの試合を初観戦した菅久瑛麻アナ【写真：本人提供】

　今夏から、31歳のフリーアナウンサーが米ロサンゼルス（LA）で暮らしています。富山、埼玉のテレビ局でキャリアを積んだ菅久瑛麻（すがひさ・えま）。彼女は現地の大学院に留学した夫をサポートし、自身も語学学校に通っています。1度、仕事に区切りをつけての移住ゆえにともに無収入。果たして、日本では考えられない程の物価高にある米国でやっていけるでしょうか……。そんな不安もある中で感じた驚き、戸惑い、感動をつづる不定期コラム「フリーアナ・菅久瑛麻、物価高にあ然…初めての米国生活」。第5回は「NBA・レイカーズ観戦」です。 【写真】物価高にあ然…スプライト＆ケバブサンドのまさかの値段を記したレシート現物 　読者のみなさま、こんにちは。今回は、移住して初めて経験した「NBA観戦」をお伝えします。今年、大谷翔平選手、山本由伸選手の所属するMLBのドジャースのワールドシリーズ優勝で多いに盛り上がったLAですが、NBA人気もすさまじいものがあります。本拠地にしているのはレイカーズとクリッパーズ。私はこのたび、八村塁選手が所属するレイカーズの応援でクリプト・ドットコム・アリーナに足を運びました。 　実は私、八村選手には勝手に親近感を持っています。富山県のチューリップテレビに勤務していた当時の2019年、富山市出身の八村選手が、日本人として初めてNBAドラフト会議1巡目指名を受けたからです。当日、八村選手が通っていた中学校周辺を取材したこともいい思い出です。なので、LA移住が決まった時から「八村選手の勇姿を生で見たい」と思ってきました。 　その願いがかなったのは10月25日（現地時間、日本時間は26日）。開幕2試合目のサンズ戦でした。試合開始は午後7時でしたが、開場は1時間半前の午後5時30分。私は余裕を持って4時30分頃に到着しました。「少し早すぎたか」と思いきや、すでに長蛇の列。試合開始が待ちきれないファンの気持ちが伝わってきました。入場ゲート周辺には、歴代スーパースターの銅像が設置されています。最も多くの人が写真撮影していたのは、今は亡きコービー・ブライアント選手の像でした。 　ゲートでは持ち物検査があります。持ち込み可能な荷物は、5×9×1インチ未満（約12センチ×22センチ×2センチ）の小さめのクラッチバックや財布に限られます。リュックサックやカバン、透明なカバンも持ち込み不可です。近くに預けられる所もないので、観戦を予定されている方はお気をつけください。また、飲食物や一眼レフカメラなどの持ち込みも禁止です。ドジャースタジアムでも感じたことですが、危機管理が徹底されています。 　チケット代（3階席）は、145ドルにサービスフィー30.45ドルが加わり、175.45ドル（約2万5174円、購入日9月6日の1ドル＝143円で計算）でした。駐車代は30ドル（約4561円、観戦日10月25日の1ドル152円で計算）。アリーナに入ってからは、八村選手のユニフォームを139.99ドル（約2万1284円）で、ステッカーを12.99ドル（約1975円）で購入。飲食物は、牛肉を追加したケバブサンドが20ドル（約3040円）、ペットボトル（約600ミリリットル）のスプライトは8.99ドル（約1366円）。総額で約5万7400円でした。