大阪府・吉村知事が定例会見11月18日(全文6完)大阪はもうスタートラインに立った
書き込ん大人への規制は必要ないか
大阪日日新聞:すいません、大阪日日新聞の山本と申します。今日の発表項目のことで伺いたいんですけども、SNSを通じた被害の部分なんですけども、昨年、大阪府のほうで青少年健全育成条例を改正して自画撮り被害防止の条例っていうのを昨年の4月から施行していると思うんですけれども、今回、パパ活とかに関しての書き込みについての広告、メッセージを出すということなのですが、その一方でこういったSNSを使った被害がなかなかあとを絶たない中で、何かそういった書き込みをした大人に対して条例等で今後規制するという、そういう必要性がもしあれば教えていただきたいんですけれども。 吉村:書き込みをした段階でそれを処罰するかどうかということについては、僕はどちらかというと厳しく処罰していくべきだっていう考え方なんです。そこの罪刑法定主義の観点から見たときに、事前にきちんと構成要件を定めて犯罪とするときには犯罪とするということを考えたときに、それがどこまでできるのかなということはあります。なのでそこまで、現時点で、書き込んだ段階で例えば犯罪とか処罰っていうのは、ちょっと難しいのかなとは思います。 ただ、書き込んだ段階で軽い気持ちで書き込んでいる大人も多いと思いますから、そういった意味ではこれは非常に効果的だと僕は思っています。自分でパパ活って書き込んだら、自分のところに来るわけですから。それ犯罪だよと、それ危ないよというのが来たらやっぱりぎょっとするし、それでも乗り越えてやる人っていうのはかなり悪質だと思いますので、それが犯罪だというのを気付いてもらう大きなきっかけになるのが今回のリスティング広告を活用した警告になると。これは未成年のほうもそうだけど、大人のほうもそうだと思います。 当然これは犯罪ですからね、児童買春とかっていう犯罪だから。そこは大きな青少年の性被害、大きな被害者もいるわけですし、加害者のほうも処罰を受けて自分が持っているものはほぼなくなると思います。その人が持っている社会的に築いてきたものが。だからそういったことも含めて犯罪だっていうのをもうちょっと明確に知らせるっていうことが今足りてないのかなと思いますから。今度は大人用も、ここには大人用のやつないんですけど、結構ぎょっとするやつを、広告というか警告を作っていますので、まずはそこを周知して、SNSを窓口とするのは非常に多いですから。それをなんとか抑えていきたいと思っています。 大阪日日新聞:ありがとうございます。