堀江翔太、サム・ホワイトロック。レジェンド2人の現役ラストマッチ。バーバリアンズvs.フィジー代表
6月に入り、世界各国でラグビーのテストマッチが行われる中、6月22日(土)、イギリス・トゥイッケナム・スタジアムで、世界の各国代表経験者などで構成される「バーバリアンズ」が、9月にパシフィックネーションズカップで来日するフィジー代表と対戦する。
この試合はバーバリアンズに初めて選出された日本代表HO(フッカー)堀江翔太(埼玉パナソニックワイルドナイツ)の、正真正銘の現役ラストマッチとなる。
「バーバリアンズ」の正式名称は、「バーバリアンズ・フットボール・クラブ」で、英国を本拠地とする招待制のラグビー・ユニオンのクラブだ。
ケンブリッジ大学でラグビー選手として活躍したウィリアム・パーシー・カープマールが、海外遠征を行った際にその場所の背景にある文化に触発されて立ち上げた。固定のスコッドを持たず、試合やツアーを行う際に世界から選手が招待されてチームを編成する。
ユニフォームは黒と白の段柄だが、選手は所属しているクラブや出身校のソックスを着用することになっている。また伝統的に、各試合には少なくとも1人のゼロキャップ選手が選出される。
このチームを率いるのは、リーグワンの埼玉パナソニックワイルドナイツのロビー・ディーンズ監督で、ディーンズHC(ヘッドコーチ)は試合に臨む23人のメンバーを選んだ。
ニュージーランド代表としてワールドカップ4大会に出場し、ワイルドナイツでもプレーしたオールブラックス最多の153キャップを誇り、先日現役を引退したばかりのLO(ロック)サム・ホワイトロックがキャプテンを務め、23人合計で国際試合968キャップという豪華なメンバーで臨む。
FW(フォワード)は14人。イングランド代表のPR(プロップ)カイル・シンクラー(76キャップ)、キーラン・ブルックス(16キャップ)、LOデーヴィッド・リバンズ(11キャップ)、FL(フランカー)ザック・マーサー(2キャップ)、オーストラリア代表PRスコット・シオ(74キャップ)、フランス代表のLO/FLキャメロン・ウォキ(31キャップ)らといった各国代表経験者が並ぶ。