ヤクルト・奥川が現状維持の2100万でサイン 完全復活の来季へ中6日も解禁意欲「20試合」に目標設定
ヤクルト・奥川恭伸投手が5日、都内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、現状維持の2100万円でサインした。(金額は推定) 球団からは「1軍にいてもらわないといけない選手。来年は期待している」と言葉をかけられ、奥川は改めて「そうならなければいけない。もう1度チームの優勝、日本一に向けて、悔しいシーズンが続いていますけど、来年頑張りたい」と意気込みを語った。 また今季を振り返って、「1軍で復帰して勝ってすごくよかったと思うこともあったけど、1年間通してはチームの力にはなれなかったので悔しいシーズンでもあった」と振り返り、投手再建が叫ばれるチーム事情に対しても「まずは1軍に投げて立つこと。課題に挙がっている部分、少しでも力になれるように頑張りたい」と話した。 来季の目標を問われると、色紙に「邁進」と記し、「今まで思った通りにいかなかった。来年は1年間突っ走るようなシーズンにしたい」と決意。目標には2年目に中10日で回った18試合を超える「20試合」を挙げ、中6日解禁にも意欲を見せた。 今季は980日ぶりの復活勝利を挙げるなど、7試合に登板して3勝2敗。度重なるケガからの復活を果たし、涙あり、笑顔ありの一年となった。だが、夏場には腰の痛みを訴えて再び2軍へ。10月の今季最終戦に復帰し、激動の1年を終えた。防御率は2・76だった。