【パテレに行ってみた】登録者数130万人超「パーソル パ・リーグTV」を直撃!「2万本の動画で最も反響があったもの」「編集部最注目の選手は?」…「中の人」に聞く
プロ野球ファンにはすっかりおなじみの存在である、パ・リーグ6球団の公式動画配信サービス「パーソル パ・リーグTV」の公式YouTubeチャンネル。通称「パテレ」。 【一覧】プロ野球「最も愛された監督ランキング30」最下位は、まさかの… 試合のハイライトや珍プレー好プレーはもちろんのこと、選手が見せる独特の仕草やリアクション、何気ない会話などを独自の視点でピックアップ。その絶妙なワードセンスや編集が視聴者の心をつかみ、チャンネル登録者数は約130万人超と、それまで野球に関心のなかった人たちにも多く支持されている。 果たしてパテレの「中の人」とは一体どんな人なのだろうか? 「パーソル パ・リーグTV」を運営する、パシフィックリーグマーケティング社・メディア事業本部部長兼制作グループのマネージャー辻彰徳さん(※辻は一点しんにょう)に話を聞いた。 前編『「パテレ行き」はどうやって生まれた?登録者数130万人超「パーソル パ・リーグTV」YouTubeの「中の人」が明かす「驚愕の動画戦略」』より続く。
今年、最も反響が大きかった動画
――今年だけでも2000~3000本近くの動画をアップされていますが、一番反響が大きかったものはどれでしょうか? 視聴回数でいうと、4月2日に公開したライオンズの『会心のサインプレー』ですね。オリックスバファローズ戦、6回表2死一・二塁で代打杉本裕太郎選手を迎えた場面。2番手で登板した水上由伸投手が、古賀悠斗捕手の合図で二塁へけん制。走者が戻りきれずアウトになりピンチを脱したシーンですが、600万回以上再生されました。 ちなみに一番コメント数が多かったのも、やはりライオンズ。6月11日の広島戦で、源田壮亮選手が最後にヘッドスライディングでアウトになった場面の動画です。普段あまり感情を表に出さない源田選手や今井達也選手が涙する姿が、西武ファン以外にも響いたのかなと思います。松井稼頭央監督が休養を発表して、チーム事情が非常に厳しい状況でしたから、我々としてもどのような形で届ければいいのか、真剣に考えました。 ファンの方はもちろん、選手や関係者の方も皆さんパテレを観てくださっているんですよ。「プロ初出場」「初ヒットが出た」「初めて試合に勝った」……そういう節目の試合もずっと映像に残るので、ご本人や家族、友人の大切な思い出になる。そういう役割を果たせているのは本当に光栄なことだと思います。