【パテレに行ってみた】登録者数130万人超「パーソル パ・リーグTV」を直撃!「2万本の動画で最も反響があったもの」「編集部最注目の選手は?」…「中の人」に聞く
外崎選手がアンバサダーに就任したきっかけ
――ライオンズでいいますと、昨年度に引き続き、外崎修汰選手がアンバサダーに就任されました。こちらはどういった経緯で決まったのでしょうか? 2019年頃から外崎選手をメインにした動画がどんどん増えていたんですよ。そんな中で、ご本人が他媒体の取材で「パテレで結構いじられていますよね」とツッコまれた際に、「ありがたいことです」と好意的なコメントをしてくださったんですね。 パ・リーグTVの課題として、選手との接点がなかなか持てていないというのがずっとありまして……。この外崎選手のコメントで私たちもエンジンがかかったというか、もうガンガンいくようになりました(笑) やっぱり、“パ・リーグTVらしさ”を持った選手というと、外崎選手が適任でしたね。
パテレ注目のスター候補とは?
――いま、パ・リーグTVが狙っている……特に注目の選手はいるんでしょうか? もちろん選手全員が魅力的なのは大前提ですが、その中でも目を惹くのは、感情が溢れ出ていたり、プレーのスケールが映像を通して伝わる選手でしょうか。 今年だと、ファイターズの田宮裕涼選手は表情豊かでとても魅力的だなと感じます。アンバサダーの外崎選手もまさにそうですが、製作側も編集しがいがあります。 それから編集者目線で見ると、バファローズの紅林弘太郎選手も思い入れが強いですね。試合に出始めのものすごくエラーが多かった頃から、どんどん上手くなっていって。その成長をずっと見守ってきたので、もはや親のような気持ちです(笑) 今年のオールスターのブルーカーペットでは「ファッションが高野連の人みたい」というご本人のコメントも話題になりましたが、そういうところや、中嶋聡監督との愛のある関係性も魅力的だなと感じます。
作り終えてからお蔵入りにすることも
――真剣勝負だからこそ、エラーはときに思わぬ珍プレーにもなりますよね。ただ、場合によっては、そこを取り上げるのは選手へのリスペクトを欠くと批判を受ける可能性もあると思うんです。 どのように配慮されているのでしょうか? ここのラインは結構見極めが難しいですね。ただ、珍プレーが起きた時も、必ず動画で取り上げるわけではないんです。たとえば、当日の試合展開だったり、その選手が調子を落としていたり、そういうところもふまえて最終的に公開するかどうかは決めています。ほぼ作り終えたものでも、お蔵入りにすることは普通にあります。 現在の方向性で動画制作を始めた当初は「真面目にやれ」「タイトルで遊びすぎ」という声をいただくこともありました。一方で、すごく面白がってくれる方も多かった。マイナスの意見をないがしろにするわけではありませんが、満票を取るのは難しい。 今も「そのタイトルはまずくないですか?」と指摘されることはしばしばありますし、それはメンバー全員で共有しながら参考にしています。今日OKだった表現が、明日も大丈夫とは限りません。選手とファンのみなさんが気持ちよく見られるよう、そこだけは常に心掛けています。