民進党党大会(全文1)一強に対する国民の不安、疑念が大変高まっている
綱領の斉唱
続いて民進党の立党の原点を再確認するため、綱領の斉唱を行います。斉唱をリードするのは平山佐知子参議院議員と青年局の4名の自治体議員の方々です。ご登壇をお願いいたします。会場の皆さまは議案書の末尾の綱領をお開きください。綱領の前文「私たちの立場」、そして「私たちの目指すもの」の見出しの順に斉唱します。 平山:皆さまこんにちは。静岡県選出の参議院議員、平山佐知子です。これより青年局、地方自治体議員の皆さまと一緒に民進党綱領を斉唱させていただきます。どうぞ皆さまもご唱和ください。 民進党綱領。我が党は、「自由」「共生」「未来への責任」を結党の理念とする。私たちは「公正・公平・透明なルールのもと、多様な価値観や生き方、人権が尊重される自由な社会」「誰もが排除されることなく共に支え、支えられる共生社会」「未来を生きる次世代への責任を果たす社会」を実現する。 私たちの立場。我が党は、「生活者」「納税者」「消費者」「働く者」の立場に立つ。未来・次世代への責任を果たし、既得権や癒着の構造と闘う、国民とともに進む改革政党である。 私たちの目指すもの。一、自由と民主主義に立脚した立憲主義を守る。二、共生社会をつくる。三、未来への責任、改革を先送りしない。四、人への投資で持続可能な経済成長を実現する。五、国を守り国際社会の平和と繁栄に貢献する。以上です。ありがとうございました。 菊田:会場の皆さん、リードの皆さん、ありがとうございました。
長浜博行大会実行委員長からのあいさつ
足立:では本大会の主催者を代表して、長浜博行大会実行委員長からごあいさつを申し上げます。 長浜:本大会の実行委員長を務めております、長浜博行でございます。ご来賓の皆さまにおかれましては、今日は日曜日というところで公私ともにお忙しい中ご臨席を賜り、ありがとうございます。また、衆参両院副議長におかれましてもご臨席を賜り、どうもありがとうございます。そして全国から各級議員の皆さん、党員の皆さん、サポーターの皆さん、関係者の皆さん、ここにお集まりをいただいていることに心から感謝を申し上げる次第でございます。ここからはOBの諸先輩のお顔も拝見できます。 先ほど議長から紹介がありましたように、民進党の第1回の定期大会ということでございます。結党以来、もう1年たつのかなと思う反面、OBの先輩方に至っては、いろいろ過去に起きたことなど思い出されるのではないかなというふうに思います。私も1993年に初めて国会に議席を得たときに、7党1会派の連立政権というのを組んだわけでございます。これは1955年、いわゆる55年体制の中において、自民党が政権をずっと担当してまいりましたが、38年ぶりに8党派によるところの連立政権で政権が交代をしたということでございました。私は与党の議員として国会の最前列に座り、今、総理大臣をされている方は野党の一議員として、やはり同じ最前列に座って、当時の細川護熙総理大臣に対して、極めて積極的な不規則発言を連発されていた、その姿を思い出すわけでございます。 政権交代がその後起きまして、民主党によるところの政権交代は2009年に行われたわけでございます。そしてまた残念ながら政権交代という状況の中において、今の民進党が存在をしているわけでございます。なんとしても会場にいる皆さま方と力を合わせて、私の今の説明から言えば3度目の正直ではありませんが、3度目の政権交代を実現していくために、心を1つにしてこの大会を成功させたいと思う次第でございます。どうぞ最後までご協力よろしくお願いいたします。ありがとうございました。 足立:長浜実行委員長、ありがとうございました。さて、本定期大会の代議員は国会議員146名、地方代議員94名、特別代議員127名の計367名です。すでに代議員のうち337名が受け付けを済ませており、過半数の要件を満たしております。従って、議長といたしまして本定期大会の成立を宣言します。 菊田:本日は大変ご多忙のところ、各界より4名のご来賓の皆さまにご臨席をいただいており、順次ごあいさつをいただきます。まず、日頃より民進党を支えていただいております、日本労働組合総連合会の神津里季生会長よりごあいさつをいただきます。神津会長、ご登壇、お願いいたします。