朝倉海、無念の失神一本負け…異例のデビュー戦での惨敗劇に衝撃広まる「UFCは甘くない」「パントージャが強すぎた」
やはりUFCの壁は高かった。 現地時間12月7日に米ネバダ州ラスベガスで行われた「UFC310」で、世界最高峰の総合格闘技団体「UFC」に参戦した朝倉海(JAPAN TOP TEAM)がアレッシャンドリ・パントージャ(ブラジル)とフライ級タイトルを懸けて激突。異例のデビュー戦での世界戦となったが、2ラウンドでバックチョークを決められ、無念の敗戦となった。 【動画】朝倉海がまさかの一本負け UFC王者パントージャの絞め落としシーン 積極果敢に打ちに行ったが、王者の巧者ぶりに翻弄された。初回、開始早々にいきなり膝を放った朝倉だったが、直後に左フックを被弾してややぐらつく。その後は一進一退の攻防に持ち込むも、くっつかれてのグラウンド戦でパントージャの執拗な攻めにやや守勢となる。 勝負が決したのは2回だ。早々にバックをとられる展開となった朝倉は、グラウンド戦で防戦一方の状態に……。そして寝技を得意とするパントージャのリアネイキッドチョークを食らって、力なく絞め落とされた。 日本人選手のUFCタイトル戦挑戦は、2015年の堀口恭司(フライ級王座戦)以来9年半ぶり。過去6人が王座に挑み、いずれも世界最高峰の壁のはね返されていた。RIZINからのし上がった朝倉には史上初の快挙の期待が語ったが、パントージャの牙城を崩せなかった。 試合後、朝倉の完敗劇はX上でも小さくない話題に。ファンからは健闘を称えつつも「世界のUFCは甘くない」「打撃では戦えたけど、それで終わらないのがUFC」「海は研究されていた」「パントージャが強すぎた」「あの体勢に持ち込まれたら無理だ」といった無念のコメントが目立った。 [文/構成:ココカラネクスト編集部]