テニス=英国協会、トランスジェンダー女性の女子大会参加を規制
[ロンドン 11日 ロイター] - 英国ローンテニス協会(LTA)は11日、ルールを改定し、一部の女子大会においてトランスジェンダー女性の参加を禁止すると発表した。 新ルールの適用は来年1月25日からで、特定の大会が対象。所属クラブの対抗戦、地方大会、全国大会などが含まれるが、四大大会の1つであるウィンブルドン選手権、女子テニス協会(WTA)、国際テニス連盟(ITF)などが主催する国際大会は対象外となる。 LTAは、誰もが歓迎され参加できる競技にするよう努力をする一方で、競争の公平性を確保する責任があるとコメント。「テニスやパデルが性差の影響を受ける競技であることは明らかだ。平均的な男子が平均的な女子と対戦した場合、男子の方が有利となる。ボールへのリーチに優れ、心肺機能が高いことから持久力にも差が出てくるという面がある」と声明で述べた。 そして「こうした優位性はトランスジェンダー女性においてかなりのレベルで維持される可能性が高く、不公平な競争を招く可能性があることが広く知られるコンセンサスとなっている」とした。