【陸上】成年女子100mは君嶋愛梨沙が貫禄V 「ケガなく終われて良かった」 11秒50には満足せず/佐賀国スポ
◇佐賀国民スポーツ大会(10月11~15日/佐賀・SAGAサンライズパーク/SAGAスタジアム)4日目 佐賀国民スポーツ大会の優勝者をチェック!! 佐賀国民スポーツ大会の4日目が行われ、女子100mは2023年ブダペスト世界選手権代表の君嶋愛梨沙(山口・土木管理総合)が11秒50(+0.9)で快勝した。 序盤から先行して日本選手権3連覇の貫禄を示した君嶋は開口一番、「ケガなく終われたことが良かったと思います」と実感を込めた。 今季は5、6月にコンスタントに11秒4台を出しており、「風が良ければ、11秒2、3台が狙える感覚が日本選手権が終わってからありました。そこぐらいは出したかったです」。追い風が吹いていただけに、記録には満足していなかった。 昨年はブダペスト世界選手権に出場したが、シーズン後半はケガに苦しみ、前回の鹿児島特別国体は欠場。「パリに向かっていろいろ考えた時に、年齢的にも今が良くても来年はわからないと思うようになりました」。ケガに近い状態で走ることは控えるようになった。 日本選手権では100mで3連覇、200mでも優勝を飾っているが、それでも五輪への道は遠かった。来年の東京世界選手権も100mの参加標準記録もパリ五輪と同じ11秒07と、ハードルは高い。 これでシーズンを終え、来年1月から室内の試合に臨む予定。「しっかりと身体を作って、試合勘を出して4月からグットと走れるようにしたいです」と来季を見据えた。
月陸編集部