ママの化粧品をパパや子どもが使ってもいいの? 家族で同じ化粧品を使う「シェア美容」
子どものスキンケアはいつごろから始めたらいい?
「生まれたばかりの赤ちゃんのときからスキンケアは必要だと考えています。お肌を正常な状態に保つには、洗浄、保湿、紫外線ケアが大切ですが、これは赤ちゃんも同じです。赤ちゃんは汗っかきで、かつとてもデリケートなお肌であるため、汗やほこりなどの汚れを毎日、お風呂で清潔にしてあげる必要があります。入浴後は、スキンケア製品を使用して水分や油分を補い、肌荒れの原因となる乾燥からお肌を守ってあげることも大切です」 赤ちゃんの肌には、ベビー向けの化粧水、ワセリン、ミネラルオイルなどで肌に“ふた”をして乾燥から守ってあげることが大切だといいます。また、赤ちゃんも外出すると日やけするので、日差しが強い時はベビーカー用の日よけを使ったり、子ども用の日やけ止めを塗って日やけ対策をしましょう。 「キッズ用の日焼け止めは家族全員でも使えます。弊社の『UVキッズジェル』は紫外線を散乱させてカットする無機粉体を使用し、紫外線吸収剤を配合していないタイプで、やさしい使い心地です。お子さんから敏感肌の方までお使いいただけます。1歳以上から肌の様子を見ながらお使いいただくことをおすすめしています。 お子さんの場合、学校で手を洗ったり、タオルで拭いたりするととれてしまうので、汗をかいた後、タオルで拭いた後など、こまめにつけ直すのがポイントです」
ボディ用のクリームを顔に使ってもOK?
男性の中には、使い分けるのが面倒だと、ボディ用のクリームを顔にも使ってしまうことも。ボディ用を顔に使っても大丈夫なのでしょうか。 「顔は体よりデリケートで、メーカーによってはボディ向けとして作っている化粧品もありますので、ボディ向けの化粧品を顔に使うには、事前に注意書きを確認するか、メーカーに問い合わせてからお使いいただくのがよいかと思います。 一方、顔に使えるものは、体に使っても問題ありません。乳液でしたら伸ばしやすいですが、オイルについては全身に行き渡りやすくするために、お風呂上がりに少し水分が残っている状態でお使いいただくとスムーズに全身に行き渡るようになります」 「シェービング等の影響で男性は乾燥しやすいので、入浴してしばらく経つとつっぱり感が出たり、冬場には粉をふいてしまう方もいます。しっとり感が強いクリームが好きではない男性には、油分が少ない乳液や美容オイルがおすすめです。 弊社の高品位『スクワラン』は、さっぱりした使用感ですので男性でも抵抗がなく使えて、肌を保護することができます」 年齢、性別、肌質を問わず家族みんなで使えて、全身に使用OK。ボディケア、ヘアケア、ネイルケア、妊娠中のお腹のマッサージやベビーマッサージにも使えるとのこと。「シェア美容」にピッタリですね。 刺激の少ない、シンプルなスキンケアなら家族全員で使うことができそうです。スキンケアはとにかく乾燥を防ぐことが一番、これから冷房で乾燥してしまいがちなお肌をしっかり潤していきましょう。 取材・文/阿部純子 撮影/田中麻以(小学館)
【教えてくれた人】
国府田 淳さん 株式会社ハーバー研究所 化粧品開発部 マネージャー。化粧品の研究開発に従事して20年。皮膚科学的なアプローチから日々、安全で高機能、肌にやさしい商品の開発に取組んでいる。 HABA/ハーバー
kufura編集部