知れば知るほど面白い 自動車メーカーのエンブレムの意味 54選 後編
スコダ
スコダのエンブレムには、1923年以来、3枚の羽根のついた矢が描かれている。矢は動きを、羽根は自由を、そして羽根の「目」は精密さを表している。現在では緑色がスコダのイメージカラーとして知られているが、それは1990年以降のことである。 2022年には、2種類の緑色(エメラルドグリーンとエレクトリックグリーン)に変更された。スコダによると、この色はエコロジー、持続可能性、電動モビリティを表しているという。
スマート
シルバーの「C」はコンパクト(英:compact)なサイズを表し、黄色の矢印は進歩を表している。2021年には、ロゴはフラットデザインに変更され、ブランドのモダンさと柔軟性を伝えるようになった。
スパイカー
1999年に設立されたスパイカーは、第一次世界大戦中にオランダ空軍向けに複葉練習機を少数製造していた元のスパイカー社(1880~1926年)の事業を継承した会社である。エンブレムには飛行機のエンジンとプロペラが描かれている。その下には「Nulla tenaci invia est via」と書かれており、これはラテン語で「粘り強い者に通れない道はない」という意味である。 2010年にサーブを買収した後、スパイカーは銀行家ウラジーミル・アントノフ氏に売却され、2021年に(初めてではないが)倒産した。
スバル
スバルは、多面的に事業展開する富士重工業(FHI)の自動車部門として始まった。スバル(昴)は純粋な日本語であり、プレアデス星団(六連星、むつらぼし)の名称である。当初は、この星団を模したエンブレムが使用されていたが、やがて富士重工業が5社の資本出資で設立されたことを表すデザインに変更された。左側の大きな星が富士重工業、その周りを囲む5つの小さな星が資本出資した会社である。
テスラ
この名称は、交流(AC)システムの設計者であるニコラ・テスラにちなんで名付けられた。テスラ初の量産モデルであるロードスターには、彼のオリジナル設計から派生した電気モーターが搭載されている。エンブレムの「T」は、電気モーターの断面を表しており、直立した部分はローターポール、その上部の曲線はステーターの一部を象徴している。