南座「吉例顔見世興行」で片岡仁左衛門&中村梅玉「元禄忠臣蔵」、中村萬壽「かさね」ほか
「松竹創業百三十周年 京の年中行事 當る巳歳 吉例顔見世興行 東西合同大歌舞伎」が、12月1日から22日まで京都・南座で上演される。 「吉例顔見世興行」は、毎年12月に行われる南座の恒例興行。昼の部には、新作歌舞伎「蝶々夫人」、「『三人吉三巴白浪』大川端庚申塚の場」、「『大津絵道成寺』愛之助五変化」、「ぢいさんばあさん」が並んだ。新作歌舞伎「蝶々夫人」は、同名のオペラを元に、石川耕士が脚本・演出を手がける歌舞伎作品で、お蝶を中村壱太郎、山森酉蔵を中村錦之助、花月楼女房お駒を中村鴈治郎が勤める。「三人吉三巴白浪」には、お嬢吉三役で片岡孝太郎、お坊吉三役で中村隼人、和尚吉三役で中村錦之助が出演。“愛之助五変化”と冠された「大津絵道成寺」では、片岡愛之助が藤娘、鷹匠、座頭、船頭、鬼の5役を演じる。昼の部ラスト「ぢいさんばあさん」では、市川中車が美濃部伊織、中村扇雀が伊織妻るんを担う。 夜の部は、片岡仁左衛門が大石内蔵助役、中村梅玉が仙石伯耆守役を演じる「『元禄忠臣蔵』仙石屋敷」で幕開け。続く「『色彩間苅豆』かさね 初代中村萬壽ご当地にて御目見得」では、中村萬壽が腰元かさね、愛之助が百姓与右衛門実は久保田金五郎を勤める。仁左衛門が監修を担う「『曽我綉俠御所染』御所五郎蔵」には、御所五郎蔵役で隼人、星影土右衛門役で坂東巳之助、傾城皐月役で壱太郎、甲屋女房お松役で孝太郎が出演し、「越後獅子」では中村鴈治郎、中村萬太郎、中村鷹之資が角兵衛獅子に扮し舞い踊る。 チケットの一般販売は、11月9日10:00にスタート。 ■ 「松竹創業百三十周年 京の年中行事 當る巳歳 吉例顔見世興行 東西合同大歌舞伎」昼の部 2024年12月1日(日)~2024年12月22日(日) 京都府 南座 □ スタッフ 第一、新作歌舞伎「蝶々夫人」 脚本・演出:石川耕士 第二、「『三人吉三巴白浪』大川端庚申塚の場」 作:河竹黙阿弥 第三、「『大津絵道成寺』愛之助五変化」 作:河竹黙阿弥 構成・振付:二世藤間勘祖 第四、「ぢいさんばあさん」 原作:森鷗外 作・演出:宇野信夫 □ 出演 第一、新作歌舞伎「蝶々夫人」 お蝶:中村壱太郎 山森酉蔵:中村錦之助 花月楼女房お駒:中村鴈治郎 第二、「『三人吉三巴白浪』大川端庚申塚の場」 お嬢吉三:片岡孝太郎 お坊吉三:中村隼人 和尚吉三:中村錦之助 第三、「『大津絵道成寺』愛之助五変化」 藤娘 / 鷹匠 / 座頭 / 船頭 / 鬼:片岡愛之助 弁慶:中村鷹之資 犬:中村虎之介 矢の根の五郎:坂東巳之助 第四、「ぢいさんばあさん」 美濃部伊織:市川中車 宮重久右衛門:中村萬太郎 久弥妻きく:中村壱太郎 宮重久弥:中村虎之介 下嶋甚右衛門:坂東巳之助 伊織妻るん:中村扇雀 ■ 「松竹創業百三十周年 京の年中行事 當る巳歳 吉例顔見世興行 東西合同大歌舞伎」夜の部 2024年12月1日(日)~2024年12月22日(日) 京都府 南座 □ スタッフ 第一、「『元禄忠臣蔵』仙石屋敷」 作:真山青果 演出:真山美保 第三、「『曽我綉俠御所染』御所五郎蔵」 作:河竹黙阿弥 監修:片岡仁左衛門 □ 出演 第一、「『元禄忠臣蔵』仙石屋敷」 大石内蔵助:片岡仁左衛門 吉田忠左衛門:中村鴈治郎 堀部安兵衛:市川中車 磯貝十郎左衛門:中村隼人 大石主税:中村鷹之資 大高源吾:中村亀鶴 間十次郎:片岡進之介 仙石伯耆守:中村梅玉 第二、「『色彩間苅豆』かさね 初代中村萬壽ご当地にて御目見得」 腰元かさね:中村萬壽 百姓与右衛門実は久保田金五郎:片岡愛之助 第三、「『曽我綉俠御所染』御所五郎蔵」 御所五郎蔵:中村隼人 星影土右衛門:坂東巳之助 傾城皐月:中村壱太郎 甲屋女房お松:片岡孝太郎 第四、「越後獅子」 角兵衛獅子:中村鴈治郎 / 中村萬太郎 / 中村鷹之資