HSBC会長、英財務相と代表団率いて中国訪問へ 投資促進=関係筋
Sinead Cruise Andrew MacAskill [ロンドン 19日 ロイター] - 英国が中国からの投資拡大を目指す中、英金融大手HSBCのマーク・タッカー会長が来月、リーブス財務相とともに財界代表団を率いて中国を訪問すると、複数の関係者がロイターに語った。 アジア事業に注力するHSBCで過去7年にわたり取締役会を率いてきたタッカー氏は金融業界のベテランで、関係者によると、中国との関係再構築を目指す英政府にとって重要な人物と見なされている。 来月の訪中では特に金融サービスに重点を置いた貿易・投資の促進に努めるという。 財務省の報道官は「財務相は新年に北京を訪問し、何立峰副首相と経済・金融協力について協議する。詳細は今後通常の方法で発表される予定で、それまでは憶測についてコメントしない」とロイターに語った。 HSBCはタッカー氏の起用や同氏が財務相の目的を推進する上で果たす役割についてコメントを控えた。 政府当局者によると、リーブス氏は訪中で、2019年以来となる英中経済・財政金融対話の再開を目指している。