体調不良のアロンソ、連戦の合間にヨーロッパに一時帰国。感染症の治療でサンパウロGPも遅めに現地入り
アストンマーティンのフェルナンド・アロンソは、感染症の治療のためF1メキシコシティGP後にヨーロッパに戻る必要があり、F1サンパウロGPへの到着が遅れることになりそうだ。 【動画】20年でF1マシンはどれだけ変わった? レッドブル、2005年RB1と2024年RB20を雨のシルバーストンで走行比較 アロンソはメキシコシティGPでF1通算400戦目の大きな節目を迎えたが体調を崩しており、木曜日のメディアデーを欠席。元々FP1はリザーブドライバーのフェリペ・ドルゴビッチが担当する予定だったこともあり、以後のセッションは問題なく参加していた。 しかしアストンマーティンによると、彼を襲った腸内感染症により、ここ数日は専門医による治療のためにヨーロッパに戻ることを余儀なくされたという。 こうした努力が実を結び、アロンソは金曜日の走行に間に合うようにブラジルに飛ぶ予定だが、木曜日のメディアデーは再び欠席することになる。 アストンマーティンは声明で「治療が1日延びたことで、アロンソのブラジル行きは遅れたが、今週末のレースには間に合うだろう」としている。 アロンソはメキシコシティGPの週末を通じて、体調が100%ではなく楽なものではなかったことを認めている。 「ここ数日、体力的に100%ではなかったんだ」と、彼はメキシコで語った。 「でも、このサーキットはGフォースやハイスピードという点では、それほど厳しいサーキットでもないと思う」 サンパウロGPはスプリントレースであり、ポイントが加算されるため、アロンソは可能な限り最高の体調で臨み、チャンスを最大限に生かしたいと考えている。 しかし予期せぬ事態が発生した場合は、アストンマーティンはリザーブのドルゴビッチを起用することになるだろう。 ブラジル出身のドルゴビッチにとって、サンパウロGPは母国レースとなる。アロンソの治療についての計画が明らかになる前、ドルゴビッチは当初の計画について次のように語っている。 「地元メディアのインタビューもたくさん受けるだろうね。ランスとフェルナンドがコースに出ているときは、すべてのセッションを見守り、フィードバックでチームをサポートする」 「ホームレースだということも楽しむよ。サンパウロGPは観客やメディアから注目されるし、それを受け入れるようにしているからね。彼らのサポートには大きな意味があるんだ」
Jonathan Noble