角田裕毅、悪い流れを変えたい重要なサンパウロの1戦「最近の変更によりパフォーマンスが前進したのはポジティブ」
RBの角田裕毅が、F1サンパウロGPに向けての意気込みをコメント。ここ数戦、好走を見せる面もありながらも入賞を逃しており、今回のサンパウロでこそ、流れを取り戻したいと語った。 【ランキング】角田裕毅7戦連続無得点。ブラジルで悪い流れを止められるか?:F1ドライバーズランキング 角田は先日行なわれたメキシコシティGPで素晴らしい走りを見せた。初日2回のフリー走行はいずれも3番手。FP3と予選Q1も7番手と、好結果が期待された。しかしQ2から歯車が狂ってしまう。 Q2の最終アタックで角田はコントロールを乱してクラッシュし、赤旗中断の原因となってしまう。マシンを修復し、決勝レースを11番グリッドからスタートした角田は、ターン1へのブレーキングでウイリアムズのアレクサンダー・アルボンと接触。アルボンはアウト側に角田、イン側にピエール・ガスリー(アルピーヌ)がいて、行き場を失ってしまったのだ。レースでは起こりうるインシデントとはいえ不運な形で角田はクラッシュし、リタイアとなった。 角田はこれで7戦連続で無得点という形になってしまったが、メキシコでのパフォーマンスが優れていたことで、サンパウロGPで巻き返しを図れると期待を抱いている。 「メキシコで得られたポジティブな点は、最近行なったマシンの変更により、パフォーマンスが大きく前進したことです」 角田はチームのプレスリリースにそうコメントを寄せた。 「ブラジルではそれを、ポイントを獲得できるクリーンな週末に変えたいです」 「インテルラゴスのコースは、反時計回りでタイトでツイスティで、エス・ド・セナへ駆け降りて行くところをはじめとしてアップダウンがあります。1周が短く、メインストレートでさえ長いコーナーになっているので、とても忙しいコースです。でも、とても楽しいですよ」 このサンパウロGPも、F1スプリントが行なわれるフォーマットで開催される。そのため、フリー走行は金曜日の1時間しかない。しかも、連日雨が降る時間帯があるかもしれないという予報も出ている。 「コース全体の舗装がやり直されました。しかもまたしてもスプリントウィークエンドですから、どういう状態なのか確認できるフリー走行は1時間しかないです。アメリカGPと同じように、土曜日の(スプリント)レースが、決勝に向けたロングランのペースを確認するための絶好の機会になると思います」 「天気予報を見ると、どこかの時点で雨が降り、さらに興味深い展開になる可能性もあります!」
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