優れた機能性と履き心地で魅了。人気アウトドアブランドの注目シューズ5選
数年間にわたり続いたコロナ禍にあって、キャンプやトレイルランニングなどのアクティビティを楽しむ人々が急増。これに伴い数多のアウトドアブランドが、新たなファンを獲得して一気にシェアを拡大したのは記憶に新しいところ。各社独自のテクノロジーが投入されたウェアやバッグは、望外の機能性と独自のデザイン性を備えるとファッションシーンでも人気を博すこととなった。 【各アイテムの詳細画像を見る】 もちろんその対象にはスニーカーも含まれる。アウトドアという過酷な環境下にも対応するよう開発された機能性は、履き心地にもフィードバックされ、スポーツブランドやファッションブランドとは一線を画す仕上がりに。ここでは“優れた機能性と履き心地”を兼備した人気モデルに照準を定める。
1. 大ロングセラーモデルの冬バージョンも間違いなく名品!
MERRELL(メレル) 「ウィンター モック3」(1万7600円) 運動後の疲労を緩和させるために着用するアフタースポーツシューズとして1998年に誕生し、のちに累計販売数1700万足を超える超ロングセラーとなった「ジャングル モック」。 本モデルは、その3年後の2001年に冬季モデルとして開発された「ウィンター モック」の復刻版だ。 100%リサイクル素材を採用したネオプレーン素材がくるぶし部分を取り囲み、シューズ内部への冷気の侵入をシャットアウト。 心地良いフィット感が得られながらも着脱は容易。しかも、ライニングには温かみのある柔らかなフリース素材を、インソールにはクッション性の高いEVA素材をそれぞれ採用。これらが相まって、街履きに適当なウォーム感とリラックスムードを生み出している。 独自開発のソールテクノロジー、エムセレクト グリップを採用している点も買いの理由だ。グリップ力と耐久性を発揮するパターンを備えたメレルスティッキーラバー アウトソールにより、濡れた路面や氷上といったさまざまなフィールドでの活躍が期待できる。
2. “野球グローブ”をモチーフとしたプレミアムな15周年コラボ
KEEN(キーン) 「ジャスパー キーン×THC」(1万6280円) クライミングシューズを想起させるホールド性の高いシューレースシステムが特徴の「ジャスパー」。このKEEN(キーン)を代表する傑作の15周年を記念して展開されるコレクションに、デザインパートナーであるトウキョウヘンプコネクション*THCの関村求道氏が手掛けたスペシャルコラボモデルが登場。 “野球のグローブ”から着想を得たというアッパーには、レザー・ワーキング・グループが認定するなめし工場にて生産された、環境に配慮したプレミアムレザーを使用している。その上質な素材感を活かしつつ、ペイズリー柄のレザーエッチングを施すことにより、ほかにはない左右非対称なデザインを完成させた。 足裏の形状に合わせて立体成型されたフットベッドは、加重に対して潰れにくい植物由来のPU素材でミッドソールと一体化。 クライミングシューズのように屈曲し、接地感を高めることで素足のような履き心地を実現させたアウトソールは、自然の中を歩いても踏み跡を残さず、かつ耐摩耗性とグリップ性に優れたノンマーキング仕様。サステナブル的観点でも注目したい一足だ。