バンナ、失神KO負けで引退。現地メディアも報じた

　10月5日（土）『K-1 WORLD GP 2024』エディオンアリーナ大阪大会にて開催された［K-1 WORLD GP 2024 無差別級アジア予選］でK=1のレジェンド、ジェロム・レバンナ（51=フランス）がK-Jee（33=日本）に 1R 1分26秒で豪快KO負けし、現役引退を発表。母国フランスでもニュースで報じられ、現地ファンは「51歳でK-1復帰は失敗する運命」「リングは容赦ない」など多くのコメントが並んだ。 【フォト】蹴りがテンプルにヒット！バンナが失神KO負け！担架で運ばれるシーンも 　バンナは、旧K-1時代にはピーター・アーツ、アーネスト・ホースト、マイク・ベルナルド、アンディ・フグらとライバル争いをしてきたK-1レジェンド。現在51歳のバンナが、時空を超えて14年ぶりにK-1へ復帰した。 　対するK-Jeeは、20年11月にK-1 WORLD GPクルーザー級の第2代王者。王座陥落してからは愛鷹亮にKO勝ちを収めるも、連敗が続いたが、今回K-1無差別級のWGPアジア予選でバンナと対戦するチャンスが巡ってきた。 　試合は、サウスポーのバンナが眼光鋭く詰めパンチで攻める。K-Jeeのローしっかりカット。しかしK-Jeeが前蹴り、そして左ボディで効かせると、下がるバンナに左右フックで追撃、顔面をガードするバンナだったが、横を向い他瞬間、右ハイキックがテンプルにヒット！ 　ダウンしたバンナは失神。担架でバンナが運ばれて行った。試合後、バンナは会見で「これで引退する。これが最後かという内容になった」と引退を宣言した。 　母国フランスのでもこのKO負けがニュースとなり、RMCスポーツでは「ル・アーヴル出身のジェロニモの異名を持つバンナは、キャリア23度目の敗戦（KO負けは14度目）。51歳になった不屈のキックボクサーは、トーナメントに最後の望みをつないでいた」と報じた。 　このニュースに現地ファンはSNSで「戦いは長くは続かなかった…」「バンナはカムバックしたが、リングは容赦ない」「51歳で（K-1に）復帰することは、残念ながら失敗する運命にあった。まあ、彼が望んだのなら、その選択を尊重しなければならない。しかし、いつやめるべきかを知る必要がある。健康のためにも」と多くのコメントが並んだ。 　バンナは生涯戦績113 戦、87 勝（71KO)23 敗と高いKO率で人気だったが、最後は豪快なKO負けとなってしまった。