「透け感」を味方につける人が、夏のキレイを制す!?【大野真理子「美人はリスク」vol.14】
「透け」のトレンドに注力することにいたしました
あぁ。昔話だけは避けたかったけど、今回は初っ端から昔話を失礼します。何故ならファッションのトレンドが、私の若い頃をなぞるようなものが流行っているから。とにかく流行っていたチビT(LOVE BOAT派でした)、あれは今は何て呼ぶんですかね?ショートトップスか!? そして 「透け」のアイテム 。体の線をなぞるようにタイトなものとブカッと大きなシルエットのボトムを合わせる若者を見ると、そのなつかしさに目を細めずにはいられません。 我々世代も1回経験しているトレンドですし、何となく手を出しやすかったり。ピラティスでちょっとばかり整った体を見せびらかすチャンスですので、ピタリとしたトップスでほんのりお腹を出してみたりする。 そうすると鏡で見たときの全身そして後ろ姿に、経年で明らかに変わった変化が顔を見せ、ぎょっとしたりするものです。身長や体重は維持できているはずなのに、削げたデコルテ、バストの位置、産後の腹の皮膚の弛み、肘に現れたWi-Fiマークみたいなシワ…。顔面は何とか死ぬ気でケアしてるけど全パーツって課題が多すぎて、 一気に「露出モチベ」が萎えてしまう。 結局、 私は「透け」のトレンドに注力することにいたしました。←逃げ。 一言に「透け」と言ってもOKとNGがありまして、 女から圧倒的に清潔感を奪うのが「おパンツのシルエットの透け」。 顔がかわいくてもスタイルがよくても、 下着の線が出ているだけですべてのキレイを台無しにする破壊力。 だらしなさの象徴。 街中で 「おパンツ透け女子」 を見ると、今日の朝急いでたのかな、家の鏡が暗いのかな、などさまざまな心配が心をよぎります。 女たるもの、肌は透けてもおパンツは透けたらいけません。 注意すれば避けられるおブスポイントなので、全国民、気を付けましょう。
夏はプラスよりマイナスを避ける
キレイの伸びしろって、会社の利益を出すコツと同じでずーっと売り上げ伸ばそうとするとキツいです。時には売り上げは維持しながら経費を節約したほうが利益が出やすいタイミングもある。 夏ってまさにそんな時期で、 プラス加点じゃなくてマイナスを避けることに注力したほうがいい。 見ている人が「あ。」ってなるポイントはうまい事隠すのが賢明です。 よくインスタグラムでオフショルダーのお洋服を着ていると下着は何を付けていますか?と聞かれます。アパレルの撮影の時ってスタイリストさんが、さまざまな種類のインナーを用意します。ヌーブラからベアトップのブラ、背中が空いているパット付きのキャミ、 着るお洋服が最大限キレイに見えるインナーを仕込むことで、映えるスタイリングが完成します。 そこに手を抜かないのも大切なポイントだと思います。