J1昇格PO決勝へ 岡山・木山監督「大きな使命」 仙台・森山監督「泣いても笑っても最後」…7日決戦
J1昇格プレーオフ(PO)決勝を前日に控え、オンラインによる合同会見が6日、行われ、J2の2クラブの監督と選手が参加し意気込みを語った。岡山からは木山隆之監督とMF竹内涼が、仙台からは森山佳郎監督とMF郷家友太が出席した。 5位の岡山はPO準決勝で、終盤9連勝と驚異的な追い上げで4位まで上り詰めた山形を3―0で倒し、決勝へ勝ち進んだ。2009年にJ2に参入して以降16年間J2の舞台で戦ってきた同クラブ。16年にはJ1昇格PO決勝で、22年にはJ1参入POの1回戦で敗北し、悲願とはならなかった。3度目の正直へ向けて木山監督は「J2に昇格して以降、J1の舞台を夢見て、少しずつ頑張ってきたクラブ。今回J1への扉を開けることが大きな使命。全ての力を出し切り、全力で戦いきっていきたい」と力を込めると、竹内も「泥臭く謙虚に、最後の最後まで昇格を勝ち取るために戦いたい」と決意を固めた。 6位の仙台は、3位の長崎との準決勝を4―1で快勝し決勝に臨む。勝てば21年以来4年ぶりとなるJ1昇格。森山監督は「泣いても笑ってもこのメンバーで戦う最後の試合。(応援してくれる人と)共に一体になって岡山さんにチャレンジしたい」と意気込むと、郷家も「現地に来てくださる方は少ないと思うが、応援や思いはより強くなったと思う。その人たちの思いを背負って戦うだけ」と大一番へ備えた。
報知新聞社