侍ジャパン・五十幡亮汰 「北の韋駄天」勝利への駆け引き サニブラウンに勝った過去も
9日からチェコとの強化試合に臨む侍ジャパン。先週まで日本シリーズを戦ったDeNA・牧秀悟選手(26)たち4人が合流し、8日に初めて全員そろっての練習を行いました。 【画像】日本ハム・五十幡亮汰 今シーズンはキャリアハイの18盗塁をマーク これまで侍ジャパンの俊足といえば、ソフトバンク・周東佑京選手(28)でしたが、今回は不在。そんななか、期待がかかるのが、侍ジャパン初選出の日本ハム・五十幡亮汰選手(25)です。
■「周東さんだけじゃない」走塁で勝利に貢献を
50メートル5秒6を誇る「北の韋駄天」です。 実は中学時代、野球をしながら陸上の全国大会に出場。あのサニブラウン選手と対決しました。結果は、五十幡選手が優勝! 五十幡選手 「過去は過去です」 ヒロド歩美キャスター 「謙虚ですね、謙虚」 五十幡選手 「でも、勝った過去があることはうれしいことですし。サニブラウンも活躍しているので、刺激にもなってますね」 プロ4年目の今シーズン、キャリアハイとなる18盗塁をマーク。そのうち、13個が1点差の接戦だったんです。 五十幡選手 「自分はどういう仕事をしなきゃいけないのかと考えた時に、相手との駆け引きをしながら、“プレッシャーをかけていく”というところが、だんだん成長できていったのかなと思います」 その駆け引きに最も手ごたえを感じたのが、9月の西武戦。9回、サヨナラのランナーとして出塁します。 一般的にピッチャーは、盗塁を警戒すると、キャッチャーまで到達が速いストレートを投げることが多いんです。この場面、初球はストレート。2球目はストレート。そして、3球目に盗塁成功!これでチャンスを広げ、サヨナラ勝ちにつなげました。 五十幡選手 「変化球を1球入れてきそうなカウントで、そのタイミングで自分もよしと思って、スタート切れたので。そういったところも含めて、自分の存在価値があると思うので。いい盗塁だったと思います」 初めて挑む国際舞台、自慢の足で、世界を相手に駆け抜けます。 ヒロドキャスター 「プレミア12はどんな大会にしたいですか?」 五十幡選手 「やっぱり野球のファンの皆様は、まず足の速い選手といえば、周東さんという意見の方がすごく多いと思います。自分もまだまだ及ばないところが多いんですけど、“周東さんだけじゃない”といったところも、みせつけたいなと思います。勝利に貢献できるような走塁をしたいです」