「うち弟」作間龍斗、那須雄登、織山尚大、内田煌音が“成田家”4兄弟トーク!
――長女・糸役で、主演を務める畑さんの印象はいかがでしたか? 那須 「すごくフラットな方です。おそらく皆さん構えるじゃないですか、同じ事務所から4人も出てきちゃうと…」 作間 「怖い。普通に怖いよね(笑)」 那須 「怖いよ(笑)。でも、畑さんはどんどん自分から話しかけて、アットホームで温かい現場作りをしてくださって。最後はみんな友達みたいな空気になっていたよね」 作間 「うん。煌音に対しても、それこそ作品通りといいますか、本当のお姉さんのように面倒を見ていたのが印象的で」 織山 「あと、ズバズバ言うよね(笑)。ただ、それはきちんとしているということで、違うと思ったら違うと言えるし、作品に対して誰より愛情を持っているのが垣間見えて。気になったことを決して流さず、監督と話して調整する姿を何度も見ましたし、楽しむだけでなく現場を引っ張ろうとしてくれているのを感じました」 ――畑さんは一見ズバズバしているように見えず、意外でした。 織山 「主演として、この現場をきちんと動かさないといけないし、最後まで走ら切らないといけない、という自覚が誰よりあったんじゃないかなと。畑さんから見た景色は僕らと全然違うと思いますし、今回が映画初主演ということで、僕らも少しは頼れる存在になれたらいいなと思っていたのですが…。座長として、いつも太陽みたいにみんなをパーッと照らしてくれて、カッコ良かったです」
――ついに公開を迎えましたが、それぞれお気に入りのシーンを挙げていただくと? 作間 「これたぶん結構(見る方に)影響しちゃうから…悩むな…(笑)。でも、一つ挙げるなら、源の同級生が2人で廊下を歩いてくるシーンがあるんですけど、1人がスキップしているんです。それで、もう1人の子が『お前、スキップすんなよ』って言うんですけど、『別にスキップしてもよくない? この子、なんで注意してるんだろう?』って一瞬考えてしまって。冷静になって振り返ると、すごく面白かったです(笑)」 那須 「えっ、そこ?(笑) 僕は源と柊の騎馬戦のシーンですね。カメラが2人の周りを360度ぐるぐる回って撮影していて、迫力のあるいいシーンになっているので。ただ、その対決を提案したのは洛なんですけど、肝心の洛は何もしていないという(笑)。なにより、作ちゃんと尚大は準備の段階から居残りで練習をやっていたりして、本当に大変そうで…。そういう背景を知っている分、あのシーンはより面白くて、応援にも力が入りました!」 内田 「僕は、騎馬戦のシーンの洛くんがすごく面白かったです。僕も一緒に応援しているんですけど、洛くんは『おお~、頑張れ~!』(太い声)みたいな感じで、なんというか、ちょっとだけ言い方が…」 一同 「爆笑」 那須 「その日、2人が頑張っている中、僕と煌音は休憩を挟みつつちょっとだけ撮影させてもらって。『ナイス~!』みたいな感じで、めっちゃ声を出しました。面白かったね(笑)」 織山 「僕は全部お気に入りなのですが…。撮影中、裏で結構はしゃいでいたのもあって、試写を見ながら『素の那須ちゃんだったらこう言うだろうな』みたいな、“もしも”を考えては笑ってしまって…」 作間 「いや、集中して?(笑)」 織山 「糸が鼻歌を歌いながら洗濯物を干しているシーンなら、『畑さんがビートボックスしていたら…』みたいな(笑)。本当にすてきな撮影期間で、1個1個のシーンに思い出があるので、たわいもない瞬間まで見ていただきたいですね」 ――映画のタイトルにかけて、撮影中に起きた「ごめんなさい」と謝りたい出来事を教えてください。 作間 「撮影中、スタッフさんがアイスを差し入れしてくださったんです。それを見て、僕もそろそろ差し入れしなきゃと思い、次の日に那須と煌音と一緒にショッピングモールに行って、アイスを買ったんです。僕としては、そろそろなくなっているだろうなと思ってアイスにしたのですが、帰ったらまだ三つ残っていて…。しかも、大量に買っていったが故に、そのアイスの上に僕らが買ってきたアイスが乗せられて、差し入れしてくださったスタッフさんが悲しそうにしていたのと、三つのアイスにも申し訳なかったです。ちなみに、そのアイスは僕と監督でおいしくいただきました!」 織山 「僕はあるシーンで、那須が画角的に写らないからと変顔をしてきて、畑さんと思わず笑っちゃったことがあって。それがたまたま奥から抜いているカメラに写り込んでいたんです…。それで、監督に『何やってるの!』と言われてしまい、反省したのはありました。でも、悪いのは那須ちゃんなんですけど(笑)」 那須 「それは本当に申し訳ないけど、今言われるまで忘れてた(笑)。でも、それメーキングのカメラに撮られていたよ(笑)」