中村アンの壁の越え方 難しかった演技を克服
「できる!」と思いながら壁を越えていく
思えばいつも不安を楽しみに変えてやってきた、と笑う。 「このお仕事は役柄から現場からひとつひとつ違うじゃないですか。けっこう私、好奇心旺盛なのかなって思うんですけど、ひとつひとつを楽しめるようになりたいし、不安なことがあってもそれを少しずつ楽しみに変えてきました。『できる!』って思いながら壁を越えていく、そんなことが好きなので、常に前向きに取り込むことを意識してきました」 新しいことにチャレンジしていきたい、そんな役者としての貪欲な気持ちも持っている。 「これまでは何かピシッとした出来る女的な、カッコイイ感じの役が多かったんですけど、今回のリサ役のような、『あまりイメージにないね』という役に出会って行けたらいいなと思います」 今後も、常に新しい中村アンに出会うことができそうだ。 (写真と文:志和浩司)