今季限りで引退のジェフ・ギブス、古巣相手に21得点12リバウンド「他の44歳と比べたらエナジーがある」
11月3日、「りそなグループ B.LEAGUE 2024-25シーズン」のB1リーグ第6節が開催され、越谷アルファーズ対サンロッカーズ渋谷のGame2が行われた。 SR渋谷が89-52で勝利したこの試合で、敗れた越谷のジェフ・ギブスは21得点12リバウンド5アシストとダブルダブルを達成。前日のGame1でも19得点7リバウンド5アシスト2スティールを記録しており、個人としては2試合続けて抜群の活躍を見せた。 それでもいずれも敗戦していることからか、試合後の会見に現れたギブスは「自分が頑張ってもチームを勝たせられなかったので、役割は果たしきれなかった」とコメント。「チーム全員がエナジーを出していかないと、試合も勝てないので、そこをどうやっていくか」と続け、1勝10敗と苦しむ現状の課題感を口にした。 チーム全体の奮起を促しているのは安齋竜三ヘッドコーチも同様で、試合後に「ジェフはケガとかも感じさせないようにずっと激しくプレーしている」「彼がいる意味を周りの選手たち、僕も含めて、もうちょっとしっかり感じないといけない」「もう44歳の選手がそれをやってて周りの選手はやれないという状況自体が、もう正直訳わかんないというところ」とギブスのプレーを賞賛しつつ、若い選手たちを叱咤激励した。 そんな安齋HCの発言を受けてギブスも、チームメートのさらなる発奮に期待して以下のようにコメントを残した。 「他の44歳と比べたらエナジーがあると思っていますし、竜三さんも試合後言っていたのが、自分のエナジーと同様のエナジーを若い選手たちが出さなきゃいけないと。それができれば、シーズンも違う方向にいくと思いますし、エナジーをどうもっていくかというのがこれから考えていかないといけないところだと思います」 「今は1勝10敗という成績ですけど、ポテンシャルとしてはそれ以上に良い成績を残せるチームだと思っていますし、若い選手たちがもっと自分に自信を持ってプレーしてもらいたい」 今年で44歳となり、開幕前には今シーズン限りでの現役引退を発表しながらも、ここまで衰えを感じさせないパフォーマンスを発揮しているギブス。初のB1で厳しい戦いが続くチームを上昇気流に乗せることができるのか。今後の彼の活躍、そしてチームの成長に注目が集まる。
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