【40代・50代におすすめ】久々の「おとな北欧旅」。北欧デザイン&アートの街 ヘルシンキ、セイナヨキ、フィスカルスへ
「他にフィンランドのパブリックアートといえば、ヘルシンキの地下鉄です。写真は、エスポー近代美術館『EMMA』の最寄駅タピオラで見つけたパブリックアート。そう、こちらも先ほどのキム・シモンソンの作品です」
「もう1つ、私の好きな地下鉄アートはこちら。ハカニエミ駅のグラフィックアート。アルミ・テヴァの作品です。彼女はフィンランドの陶磁器ブランドの『アラビア』にデザイン提供するなど、企業とのコラボレーションも多く、セラミックアート作品もつくっています。今年は日本でも個展が開催されました。ますます活躍の幅を広げている彼女。目が離せません!」
「ちなみにハカニエミ駅といえば、『ハカニエミ・マーケットホール』。映画『かもめ食堂』で片桐はいりさんがトナカイ肉を買っていたマーケットです。ずっと改修工事をしていたのですが、2023年にリニューアルオープンしました。 ここは地元の人が通う、食の台所であり、おみやげ探しにぴったりなかわいい雑貨もそろっているので、ヘルシンキに行ったらぜひ寄りたいスポット。 写真中央のフィッシュケーキ(魚のハンバーグ)などは、加熱せず食べられるので、ホテル滞在中でも手軽に食べられますよ」
「そして、マーケットホールの2階にあるステーショナリーカンパニー『Kehvola(ケフボラ)』のショップは、私のお気に入り。ティモ・マンッタリをはじめ、人気イラストレーターが手がけたアイテムがずらり。フィンランドの文化や自然、街をモチーフにしたアイテムがそろっているので、旅の思い出にいろいろほしくなっちゃいます」
「せっかくだからヘルシンキから足を延ばして、アート&デザインの旅がしたいという方には、フィスカルス村がおすすめ。ヘルシンキから列車で1時間、バスに乗り継いで20分のところにあります。 フィスカルス村は、オレンジの持ち手のハサミで知られる『フィスカース社』」が1649年に創業し、発展してきましたが、工場が撤退すると、廃村の危機に。その後、アーティストが移り住むようになり、現在ではアーティストヴィレッジとして親しまれています」