充実したリタイア生活に備えるための「7つのヒント」
意外なことに、多くのリタイア世代は経済的な理由以外で仕事に復帰している。 ティー・ロウ・プライスによって最近公開した『退職しない:最近退職した人たちが仕事に戻りたがる理由』によれば、米国のリタイア世代の20%が就労しており、7%が積極的に仕事を探している。多くの人が経済的な理由で退職後も働いている一方で、この調査では、最近のリタイア世代の45%が社会的および感情的なつながりのために働くことを選択していることがわかった。 仕事は単なる収入源以上のメリットをもたらす。調査結果は、仕事の非金銭的な側面にも目を向けて退職後の計画を立てる必要があることを示唆している。退職生活への移行は想像以上に難しいことがあるため、仕事以外で社会的、感情的なつながりを育むことは、退職前にやっておきたい。 充実したリタイア生活を送るためのヒントをいくつか紹介しよう。 ■1.引退はしない 仕事の非金銭的な側面を棚卸ししてみよう。自分のスキルや才能を使って会社や社会に貢献することに喜びを感じているだろうか? 仕事の社会的側面を評価しているだろうか? もしそうなら、現在の仕事、またはコンサルタントや請負業者など、新しい形で職場に留まることを検討してみよう。 なぜ働くことが重要なのか:退職できるだけの経済的な余裕があるということは、経済的に自立しているということだ。働くのは自分の選択である。貢献したいことがあり、自分のしていることを楽しんでいるのであれば、なぜ引退する必要があるのだろうか? ■2.パートタイムで退職に移行する 現在のトレンドを活かそう。多くの企業がパートタイムの仕事を増やしており、退職に向けた移行をスムーズにする機会が増えている。ダウ・ジョーンズによると、2023年6月から2024年9月までの14カ月間にフルタイムの仕事は150万人減少し、パートタイムの仕事は200万人増加した。柔軟な勤務時間を利用することで、新しい人と出会い、地域社会とのつながりを築く時間を作りやすくなる。 ■3.踏み出したい人生を築く 仕事には1日の時間だけでなく、精神的なエネルギーも注ぎ込むため、仕事以外で充実した生活を築くのは難しい場合がある。職場以外での社会的なつながりやコミュニティを構築するためには、今から始めよう。時間をかけて、意識的に新しい友人を作ったり、既存の友情を深めたりする努力をしよう。