サッカー=渦中のプレミア審判に薬物疑惑、統括団体「深刻に受け止め」
[13日 ロイター] - イングランドのサッカー審判統括団体PGMOLは13日、審判員のデービッド・クート氏(42)に新たな疑惑が浮上したことを受け、「非常に深刻に受け止めている」とのコメントを発表した。 英大衆紙最大手サンは同日、クート氏が白い粉末を鼻から吸引しているような動画を掲載。ロイターはこの動画の真偽を確認していないが、今年の欧州選手権で審判員を務めていた際のものと伝えられている。 クート氏を巡っては、リバプール前指揮官のユルゲン・クロップ氏と同チームを対象に侮蔑的な言葉を発している様子を収めた動画が拡散し、PGMOLは11日に「調査が完了するまで」同氏の活動停止処分を命じた。これを受け、イングランド・サッカー協会(FA)も調査に動いている。 PGMOLの広報担当者は新たな疑惑を受け「非常に深刻に受け止めている。デービッド・クートは全面的な調査の完了まで引き続き職務停止となる」とコメント。「われわれとしてもクートの健康状態が最も重要であり、停職中、本人が必要とする支援を継続的に行う」と述べた。 欧州サッカー連盟(UEFA)の広報担当者は「不適切な行為を認識したため、11日の時点でUEFA審判委員会がクート氏を職務停止処分とした」と明かした。