関電が金品受領で再び会見 事後レク(全文5)こんなお金が動いたことにシンプルに驚愕
返せるタイミングとは結局何を指すのか
産経新聞:産経新聞の【オカモト 05:35:11】です。幾つかお伺いしたいんですが、物品を、金品をお返しするときに、30年2月か、31年か。返せるときが、返せるタイミングが来たから返したというのが何度か社長からもコメントがあったと思うんですが、この返せるタイミングっていうのは結局何を指しているんでしょうか。 岡田:そこは、客観的にどうだったかっていうのは、どこまで把握できるかっていう話ではあるんですけれども、当時、原子力部門の役員が森山さんに会って返却の打診をしたところ、受けると、こういうようなことで、そこで返したというふうに聞いております。そのタイミングというのが、1つの要素としまして国税の吉田開発に対する調査が、査察が1月ごろから入っていたということが背景であるのではないかなというふうに1つの要素として考えて接触をして、そういった返却の機会に結び付いたということであります。 産経新聞:それ以前にも何度ももらっては返し、もらっては返しというようなのが事例としてあったと思うんですが、恫喝するようなことって、こんなもん返すんかと怒るような人が受け取るというのはどういうタイミングなんですか。今日はいいよとか、そんなことがありうる人なんですか。 岡田:いや、どうでしょう。そこはちょっとこの場で具体的な状況までは把握しておりませんけれども、ご指摘のとおり、それまで返却の努力、返却のタイミング等々を探ってきた中で、対応した者は相当覚悟しながら接触をして、そこで話をした結果、そういうことになったのだというふうに思っております。
14人の方の分もデータは持っているのか
産経新聞:分かりました。あと、これは確認できたらなんですが、参考資料2というので、今日6人の方の、もらって返した一覧というのがあるんですが、これはほかの14人の方の分というのも、これは資料は作っていなくてもデータとしてはお持ちなんですか。 岡田:こういった資料のデータとしては作っておりません。 産経新聞:把握はされているということですよね。いつ誰が何をもらったかとかっていうのは。 岡田:そうですね。調査報告書をまとめる過程でそういったヒアリングもいたしましたので、ちょっと全部把握しきれているかどうかというのは自信はありませんけれども、基本的に各人の事情聴取の中で預かった金品、そしてその時期というものはヒアリングをして、調査を進めてきたということでございます。 産経新聞:分かりました。あと最後に1点。今回の事案が、取締役会ではこれまで共有されていませんでしたということなんですが、当該者を除く方、例えば役員の方とかに対して共有されたのはいつになるんでしょうか。受領したとかって、直接事件に関係していないほかの役員の方とか、社内で共有されたのは、いつが最初になるんでしょうか。 岡田:昨年の9月にこの調査報告書が岩根社長のほうに報告されました。それを受けまして、ここで最後に提言されておりますような再発防止策を順次打っていくということで、岩根以下、岩根の指示の下、共有をしてやった。その1つが、10月に当時の役員を集めまして、この事例を共有し、そこからの教訓と再発防止を岩根のほうから指示したというのは10月でございます。 産経新聞:それ以降は特にそういう、同様の場面というのはないですか。 岡田:それ以降は、そういった形でというのはございません。それぞれの、もう少しブレークダウンした再発防止の取り組み等々を進めてきた次第でございます。 司会:ありがとうございます。次の列はいないですか。まだおられました、一番後ろ。