関電が金品受領で再び会見 事後レク(全文5)こんなお金が動いたことにシンプルに驚愕
返却時期は昨年の2月なのか
読売新聞:いや、今おっしゃられたように森山さんには返しづらかったけど、吉田開発さんにはその場で拒否の姿勢を示すことはできたんですよね。 事務局2:その場ではなくて、また別の場、あるいはその場、森山氏がいらっしゃらない場というようなことで聞いておりますけれども、そこはお返しをしているというふうに確認をしています。 読売新聞:分かりました。あと、先ほど社長、会長の会見の中で、いただいたものを返却した時期について昨年の2月というお話をされていました。先日の会見のときには、昨年の3月に税務調査が入ったというふうなお話をされてて、そこ、ちょっと事実関係に齟齬があるんですけど、どちらが正しい? 岡田:2月でございます。 読売新聞:じゃあ前回の会見のときの社長がおっしゃられたことが、認識が間違いだったということですか。 岡田:3月と岩根が申し上げましたのが、ちょっと記憶として2~3月ごろという記憶だったということで、そこから3月というふうに申し上げたのだと思います。その後、社内で、この報告書の確認も今日の会見にも向けましてする中で、2月ということでございます。 読売新聞:ありがとうございます。すみません。さらにもう1点お願いします。さっきの会見の中で出てたお話で、昨年10月に追加で金品を受領してた3名、3件が判明したというお話があったんですけど、所属、ごめんなさい、ちょっともう一度教えていただいてよろしいですか、細かく。 岡田:申し上げますと、社内の組織で申し上げますと、送配電カンパニー、電力システム技術センターです。 読売新聞:そこの社員の方、3名? 岡田:はい。
電力システム技術センターの担当者と森山氏との接点は?
読売新聞:先ほどのお話だと、250万円の商品券を受け取って、210万円を返却されている。お1人はスーツを受領して、すでに返却したという話だったと思うんですけど、時期って分かりますか。 岡田:時期は、どうでしたかね。時期、分かりますか。すみません。今250は、現金と商品券合わせてでございます。250で210返したというのは。時期は、これは過去5年にさかのぼったんですかね。すみません。昨年10月に電力システム技術センターを所管する部門といいますか、ある役員からそういった事実があったというような申し出がありまして、それを受けまして社内で調査をいたしました。これにつきましては、過去5年をさかのぼりまして、その対象部署の者を確認しました結果、今申し上げた事実が判明したということでございます。 読売新聞:ちょっとごめんなさい、僕、会社の組織のことをちょっと、ごめんなさい、不勉強で申し訳ないんですけど、今おっしゃられた送配電カンパニー、電力システム技術センターっていうのは、原子力事業本部にぶら下がってるんですか。 岡田:組織上は、それとはまったく別の組織でございまして。 読売新聞:なぜ森山氏とそういう接点があったんですか。 岡田:送電線だとか変電所の工事をする部門でございまして、関西電力管内全部のそういった主要な工事を所管している組織でございます。その中で、若狭地方におきましても送電線、変電所等々、工事がございまして、そういった組織であります。 読売新聞:だから、担当地方が若狭地方だったから接点を持ち得たという理解でよろしいですか。 岡田:はい。 読売新聞:ありがとうございます。