残り数秒で…カウンター衝撃KO 真っ向打ち合いに「ナイスファイト」称賛相次ぐ
最終ラウンド、残り数秒で対戦相手を衝撃KO。鮮やかなノックアウトもさることながら、ダメージ蓄積のなか最後まで真っ向勝負で打ち合う敗者にもファンから「打ち合いで倒れたならしょうがない」「ナイスファイトだった」と称賛コメントが相次いだ。 【映像】衝撃カウンターKO 10月20日に後楽園ホールで開催された「RISE182」。實方拓海(TSK japan)と石川泰市(Ten Clover Gym)の対戦は、3ラウンド2分55秒でのKO劇で實方が鮮烈な勝利を収めた。 RISEウェルター級1位。海外遠征やK-1との対抗戦を含む4連勝中の實方と、同じく今年2戦して負け無しと好調な石川の対決。序盤は互いに距離を取りながらロー、ミドルと蹴りあう静かな展開。石川の変則的な蹴りに、實方は付き合わず下がりながら落ち着いた1ラウンド。 2ラウンド、ギヤを挙げた石川が近い距離でミドルや前蹴りを繰り出すも、實方はコツコツとカーフキックで応戦。後半、積極的な石川の強い右ストレートが当たるが、實方も取り戻すようにラウンド終了間際にヒザを入れ互角の展開が続く。 最終3ラウンド。ミドルキックを軸に再び積極性を見せる石川に、實方は落ち着いてカーフで相手の勢いを封じる。ラウンド中盤、實方は前のめりの相手にカウンターの左1発で脳を揺らし、さらに追撃の左を振り抜いて最初のダウンを奪う。 泣いても笑っても残り1分、後がない石川がガンガン前に出るが、實方は冷静にスウェイバックしながら拳をくぐり抜ける。その後はボディショットやボディへのヒザで石川を削ると、残り10秒のコールを聞いた直後、クロスカウンターでの右を叩き込んでノックアウト。力尽きた石川は大の字でゴングを聞いた。 ABEMA実況の齋藤寿幸アナの「石川選手、最初のダウンでよく立ち上がりましたよね」の問いかけに、ゲスト解説の大森隆之介も「ずっとダメージが蓄積していたので、残り2秒までよく頑張ったと思う」とその激闘ぶりを労った。
ABEMA TIMES編集部