「寂しい」「日本一の最大の立役者」楽天・田中将大投手退団で宮城の村井知事が惜別
東北楽天イーグルスの田中将大投手(36)が今季限りで退団することについて、宮城県の村井嘉浩知事は11日の記者会見で、「正直言って寂しい。間違いなく球団日本一の最大の立役者」と、復興を目指す県民にとってシンボル的な存在だった田中投手に惜別の言葉を送った。 【写真】楽天・田中将大が記者の質問に答える「居場所がないと受け取りました」 田中投手は平成25年に開幕から24連勝し、球団初のリーグ優勝、日本一に貢献。その後メジャーのニューヨーク・ヤンキースで78勝の大活躍をした後、令和3年から楽天に復帰した。今季の契約更改で球団から条件提示を受け、「もう期待はされていないんだなと。居場所がないと受け取りました」と退団を決断していた。 村井知事は「最近はけがが多かったが、まだまだ実力はあると思う。球団と本人の間でしっかり話し合った結果だろう。新天地で飛躍してほしいと思う。球団は最大のリスペクトをもって対応したのではないか」と述べた。 最後に「一ファンとしては残ってほしいが、プロの世界は感情だけではどうにもならない。200勝まで残り3勝。できれば、宮城県の球場で達成してほしい」とエールを送った。