「痩せてなくっちゃ、オシャレをしちゃいけない」そう思っていた。ありのままの自分を受け入れることの大切さ【書評】
自分のありのままを受け入れることを難しく感じる人も多い。自分の顔やスタイルに対する不安やコンプレックスは、多くの人にとって普遍的な問題だが、悩みながらも自分の心と体が心地よいものを選んでいきたい。そう思わせてくれる本作は、ステレオタイプや周りの目によって苦しんできた人たちにとって、新しい見方を見つける手助けとなるはずだ。
自身の経験と共に「ボディポジティブ」について描く本作は、読む人によって色んな感情を持つかもしれない。それも含め、自分の体に対して個々が抱くネガティブな感情もポジティブな感情もそのまま受け入れるという「ボディポジティブ」の重要性について深く考えさせられる作品である。誰もが自分自身を愛し、受け入れることができるような世界となることを願わずにいられない1冊だ。 文=ネゴト/ Ato Hiromi