【解説】石破新内閣、苦渋のスタート? 早期の解散総選挙へ
日テレNEWS NNN
10月1日に発足する石破新内閣。日本テレビ政治部・官邸キャップの平本典昭記者が、3つの疑問について解説します。 1.岸田内閣総辞職…シメは○○ 2.異例の解散宣言 舞台裏で何が 3.総選挙へ どう攻める?野党戦術 鈴江奈々キャスター 「岸田首相は10月1日が最後の日となりましたね」 政治部官邸キャップ 平本典昭記者 「岸田内閣は1日に最後の閣議を行いました。1094日続いた岸田政権も最終日になりましたが、岸田首相は昼ご飯をいつも執務室で秘書官と食べることが多いですが、最初にクイズです。最後の『シメご飯』は何だったと思いますか?」 鈴江キャスター 「総選挙も迫ってきているということで、げん担ぎでカツカレー」 平本記者 「カツカレーは総裁選でもげん担ぎで昼に食べている陣営が多かったですけれども、岸田首相は1日はシメということでみそラーメンを食べたそうです。あまり食べないメニューですが、秘書官の1人は『シメラーということなのかなぁ』と取材に話していたそうです」
平本記者 「取材しているといろんな変化を感じた1日でした。例えば石破首相はメガネを変えたそうです。同僚の議員からプレゼントされたものをつけたそうで、黒い縁がちょっと厚くなったメガネに変えていました」 「あとは、閣僚・党幹部をやめた人は、SPがいなくなりました。長年ついていたSPがいなくなったある議員の中には、いつも行き先をSPが指示してくれるので、それがいなくなって、国会内で1人ちょっと迷子になりそうな人も見たなどという取材情報もあがってきています」 「石破内閣、1日から本格的にスタートですけども、最初から苦しい展開となっています」 鈴江キャスター 「それが2つ目の疑問につながります。9月30日に石破首相は10月27日に解散総選挙を行いたいと表明しましたが、その舞台裏も苦しいものがあったということでしょうか?」 平本記者 「その裏側が取材で徐々に明らかになってきました。石破首相はもともと国会での議論を予算委員会を含めてしっかりやって、11月以降に解散という考えでしたが、党内の反発にあって10月に方針転換をしたとまでは9月30日にお伝えしました。この決断が苦渋の判断だったことが取材で浮かび上がってきました」