【小倉競輪(ナイター )FⅡ】代謝争いを乗り切った千原洋晋「正直、もう駄目だと思っていた」
<10日・小倉競輪・前検日> 【記者コラム・森川和也の追走一杯】 先月は期末の恒例ともいえるA級3班の「代謝争い」が各地で繰り広げられた。千原洋晋(48)=和歌山・78期=は、その激戦を何とか勝ち抜いて選手生命をつないだ。 【競輪】2024年賞金取得上位30人(男子)【表】 昨年11月終了時の成績では、点数ボーダーよりもかなり下。「昨年8月に体調を崩して、2カ月くらい力が入らなかった。焦ったというよりも正直、もう駄目だと思っていた」と諦めそうになった。 しかし12月初戦の地元和歌山で大ヒット(2、3、1着)を飛ばすと、続く小松島、岐阜と着実に加点して下位30人の首切りを免れた。「地元で連日、番手を回れたのが大きかった。あのおかげですね」と一気に流れが変わった3日間を振り返っていた。▼5Rは小西誠也が「自分でやる」ため、千原は単騎で自力戦。藤井優希ライン3番手の安藤雄一が調子を崩しているだけに、タイミングよく仕掛けられれば3着争いに食い込める。2=4―6。 ▼12R(吉川嘉斗)仲のいい大先輩の紫原政文に「自力自在にやってみれば」と言われ、「そうします」と即断。佐藤竜太ラインの3番手で脚をためられればアタマまで。1―234―2346。