小林香菜が2時間24分59秒の大会新V! サークル出身ランナーが自己記録を5分近く更新/防府読売マラソン
12月1日、山口県防府市で第55回防府読売マラソンが行われ、ジャパンマラソングランドチャンピオンシップ(JMC)シリーズG3に指定されている女子の部は、小林香菜(大塚製薬)が2時間24分59秒の大会新記録で優勝を飾った。 中西亮貴が2時間9分07秒 駒大卒7年目でマラソン初V 2位に山本翔馬/防府読売マラソン 小林は同時スタートの男子とともに5kmを17分11秒で入ると、中間点を1時間12分13秒で通過。25kmから30kmまでのスプリットは17分29秒まで落ち込んだものの、30kmを過ぎてからはペースを上げて、これまでの自己記録(2時間29分44秒)も大幅に更新した。 小林は早大出身の社会人ルーキー。中学、高校は陸上部に所属するも全国的な活躍はなく、大学でも競走部には入部せず、ランニングサークルで活動していた。徐々に実力をつけて23年の大阪国際女子で2時間36分54秒をマークし、ネクストヒロイン枠として出場した今年1月の大会では2時間29分44秒と2時間30分切りを達成。異色の経歴を持つランナーとして注目を集めている。 今年4月からは実業団ランナーとして専門的なトレーニングを開始。10月の全日本実業団対抗女子駅伝予選会(プリンセス駅伝)では、3区区間2位で10人抜きの快走を見せていた。
月陸編集部