暑～い夏、できる限りの軽装で快適に過ごしたい！ というのが偽りのない本音かと。ただし、単なる暑さ凌ぎの軽装はダラしないだけ。到底素敵な夏のロマンスなど期待できません。そこでお届けしたいのが、軽装を都会的な大人のカジュアルへと格上げするショーツスタイル。用いるのは、清涼感のなかにも艶っぽさ漂う黒ショーツです。

都会の夏は、黒ショーツで快適かつ艶っぽく

夏にショーツでお洒落する、と聞くと勢いリゾーティな定番の白ショーツを想像しがち。ですが、我々オヤジの目下の課題は、普段の姿をどれだけお洒落に魅せられるかってこと。だって人生は非日常より日常のほうが圧倒的に多いわけで、そこでモテなきゃ意味ありませんからね。というわけで今回は、より身近な黒ショーツを使ったお洒落を考察。

▲ ショーツは下と同じ。ニット4万4000円／ジョン スメドレー、サングラス7万9200円／マイキータ、ネックレス32万円、ブレスレット65万5000円（参考価格）／ともにギンザタナカ、時計68万900円／チューダー

昼間はもちろん、夜も蒸し暑い日本の夏。オヤジだってショーツをはいて快適に過ごしたい。でも、そこには大人の節度と艶っぽさが必要不可欠。そんなジレンマをあっさり解消してくれるのが、都会的にこなす格上黒ショーツスタイルです。

目指すは、家着にもエクササイズ中のひとコマにも見えないショーツスタイル。 そのためにまず大切なのが、厳格な選び。大定番の黒だからこそ、微差が大差につながるのです。最重要ポイントは、そのシルエット。細筒＆短丈だとちょい昔の人に見えますし、ひざ下丈ではダラしない。となるとズバリ、太めのひざ上丈が絶対の選択肢。 さらに家着に見せないための一手として、ウエストベルトやカーゴポケットなど、どっかに“役モノ”をあしらった一本を選びましょう。これならお洒落のためにはいていることが一目瞭然。それでいて特別なオケージョンではくリゾートムードもありませんので、普段からショーツをお洒落使いしている感じが滲むのです。 結果、黒という色がもつ都会っぽさや不良（ワル）っぽさが優勢となり、黒ショーツは艶ショーツと化す。もちろん日焼けした肌は大前提ゆえ、今夏も大いに太陽の下で遊びましょう。