猛暑の影響で「旬の果物」ピンチ…“物価の優等生”豆腐・納豆も値上げ?秋の値上げを乗り切る“防衛術”
「物価の優等生」も“危機”
“物価の優等生”である、「豆腐」も例外ではありません。 帝国データーバンクの調べによると、豆腐メーカー倒産・廃業件数が、今年に入って過去最多36件(今年1月から7月)に。その背景には、原材料、光熱費、人件費などの高騰などがあるといいます。 東京・練馬区で55年続く「山新豆腐店」和田元平店主: 1年ぐらい前から原材料が上がっている、他の豆腐店が倒産したとよく聞く。胸がつまるけどどうしようもない。 山新豆腐店では、原材料の大豆や光熱費が約2割、容器代が4割ほど上がっているものの、1丁150円という価格は維持したいと話します。それは、「お客さんに手頃な値段でおいしく食べてほしい」という思いからだそうです。 西岡孝洋アナウンサー: 豆腐店の努力は我々なかなか気がつかないところだったんですが、こういった努力をされている。一方で価格転嫁は消費者にしていくべきという意見もありますし、難しいところですよね。 同じく、家計の味方「納豆」も、この秋に値上げが決まっています。 納豆メーカー大手のタカノフーズは、原材料の大豆や物流費、人件費などの高騰が理由として、「おかめ納豆」全商品の出荷価格を10月1日以降12%以上値上げすると発表しました。 和田さんによると、これからも毎朝お得に納豆を食べるためには、パックのまま「冷凍保存」するのがオススメだといいます。 食品アドバイザー 和田由貴さん: 納豆は、冷凍することができて、自然解凍で元に戻りますので。また、冷凍すると包丁を入れることができるので、挽き割り納豆なども自宅で簡単に作ることができます。 (パックのまま冷凍すれば)いちいち出さなくても、そのままで解凍すれば本当に元通りに戻りますので、特に工夫しなくて大丈夫です。 他にも、おくらや山芋、めかぶなどと一緒に食べると、納豆をたくさん食べている感がでて良いかなと。 フジテレビ解説委員 風間晋氏: 「物価の優等生」という言い方は、すごく生産者泣かせなんじゃないかなと思っていて、実は僕らが気がつかないところで、原材料費や経費が値上がりしているから、あまり「物価の優等生」とか言っちゃいけないんじゃないかなと逆に思ってしまいますね。 西岡アナ: 本当に生産者の皆さんいろんな努力をしていますから、味わって食べましょうということですね。 (『めざまし8』 2024年8月23日放送より)
めざまし8