映画『憐れみの3章』、強烈で個性的なキャラクター3人を演じ分ける主演・エマ・ストーンの新写真3点公開
第80回ヴェネチア国際映画祭金獅子賞を受賞し、第96回アカデミー賞(R)ではエマ・ストーンが『ラ・ラ・ランド』(2017)に続く2度目の主演女優賞を受賞のほか合計4部門受賞を果たした『哀れなるものたち』(2023)に続き、早くもヨルゴス・ランティモスとエマ・ストーンの映画界最高峰の最強タッグが送り出す衝撃の最新作『憐れみの3章』が、9月27日(金)より全国公開となります。本作では、エマ・ストーンが異なる3つのキャラクターの演じ分けに挑んでおり、この度、3キャラクターの違いも堪能できる新写真3点が公開されました。 ヨルゴス・ランティモス監督のもとには世界的大ヒットとなった前作『哀れなるものたち』で壮麗で芸術的な唯一無二の世界を監督と共に作り上げた、エマ・ストーン、ウィレム・デフォー、マーガレット・クアリーが再集結。さらに、ジェシー・プレモンス、ホン・チャウ、ジョー・アルウィン、ママドゥ・アティエ、ハンター・シェイファーといった、折り紙つきの実力者が勢ぞろい。共同脚本に『籠の中の乙女』(2009)、『ロブスター』(2015)、『聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア』(2017)のエフティミス・フィリップとの最強タッグが復活。ランティモス監督ならではのユーモラスでありながらも時に不穏で予想不可能な、独創的世界を描き出しています。 ヨルゴス・ランティモス監督の最新作『憐れみの3章』で3度目のタッグを組んだのは、『ラ・ラ・ランド』、『哀れなるものたち』においてアカデミー賞(R)主演女優賞を受賞し、現在のハリウッドで最も多才で人気の高い映画人のひとり、エマ・ストーン。この10年における数々の最重要作品で多数の賞を受賞し、映画界の注目を集めてきた存在です。18世紀イングランドの王室を舞台に、3人の女性の入り乱れる愛憎を描いた人間ドラマ『女王陛下のお気に入り』(2019)でランティモス監督と初タッグを組んだストーン。本作で第91回アカデミー賞(R)助演女優賞ほか、数々の章にノミネート。天才監督ヨルゴス・ランティモスの手によってストーンの新たな一面が引き出され、卓越した演技力とその存在感は多くの人を魅了しました。また、ランティモス監督と2度目のタッグとなったのが、第80回ベネチア国際映画祭で最高賞金獅子賞を獲得し、第96回アカデミー賞(R)では主演女優賞を含む4部門を受賞するなど、数々の賞レースを席巻した『哀れなるものたち』。2度目のアカデミー賞(R)主演女優賞に輝き、映画史にその名を刻み込む快挙を成し遂げました。そして、ついに3度目のタッグとなった最新作『憐れみの3章』では、3つに構成されたストーリーで別々のキャラクターを演じるという新たな挑戦に挑んでいます。ストーンは全く印象の異なる3役を見事に演じ分け、これまでとは、一味も二味も違う魅力で観る者を魅了。新たな躍進を遂げています。 第1章となる「自分の人生を取り戻そうと格闘する、選択肢を奪われた男」を描いた1つ目の物語では、ジェシー・プレモンス演じるロバートが出会う女性・リタを演じています。美しいロングヘアでタイトなミニドレスを着こなし、優しさを感じさせながらも、どこかミステリアスで謎めいた雰囲気の女性であるリタはチャーミングな笑顔が印象的で、誰もが魅了されること間違いナシと言える魅力が満載となっています。 第2章となる2つ目の物語「海で失踪し帰還するも別人のようになった妻を恐れる警官」では、ジェシー・プレモンス演じる警官、ダニエルの妻・リズ役を演じ、第1章の物語とは全く違った印象を与えています。海難事故で失踪した後、奇跡的に生還を果たすリズでしたが、まるで別人のような言動でダニエルを困惑させます。次第に疑心暗鬼に陥っていく夫を献身的に支える妻・リズとしての思いやり溢れる表情が見れる一方、時折感じさせる、別人としての不穏な雰囲気を纏う怪しげな妻・リズも同時に表現するという、ずば抜けた演技を披露。観る者を強烈なランティモスワールドへと誘っていきます。 第3章となる3つ目の物語では、「卓越した宗教指導者になるべく運命付けられた特別な人物を懸命に探す女」でエミリー役を務めています。エミリーは、ジェシー・プレモンス演じるアンドリューと共に、ある一人の女性を、人生をかけて探すという使命を負っています。歩き方、仕草、喋り方、そのどれもが第1章、第2章とは全く異なっており、同じ人間が、演技一つでこうも違う印象を与えることができるのか、と驚きを感じさせるクセ強なキャラクターへと昇華させました。 3つの独立した物語=章で、同じキャストで別々のキャラクターを演じるという画期的な演出は、まったく接点のないはずの3つの物語がいつしかリンクしていく不思議な感覚に襲われます。じっくり観ていると、思わぬ描写に共通点が浮き彫りになり、ランティモス監督の“仕掛け”によって、気づけば映画的興奮の真っ只中に没入させられるマジックが隠されているのです。そしてそれは、キャスト陣が演じるキャラクターにも通じています。 3つの物語で別々のキャラクターを演じつつ、さりげない共通点を加えるという高難度の挑戦を課されたストーンは、「私が見つけた共通点は、愛されたい、受け入れられたい、支配されたいという気持ちと同時に自由でありたい、自分で決めたいという気持ちとのバランスであり、そしてそのために愛を失うことになります」と彼女たちと3つの物語における共通点を明かしています。 「私たちは今の経験を積み重ねていき、何かを作るたびにさらに上を目指すことができるのです。ただシンプルに、一緒に仕事をするのが好きなのです」と、強い信頼を寄せるストーンとの仕事が好きだと断言するランティモス監督。映画界最高峰のタッグは、勢いを加速させ、新たなる挑戦へと突き進んでいます。『女王陛下のお気に入り』、『哀れなるものたち』において強烈でユーモラスなキャラクターを演じ、映画界で唯一無二の存在感を放つエマ・ストーンが、ランティモス監督と3度目のタッグで世に送り出す衝撃の最新作『憐れみの3章』にぜひご注目ください。 (C)2024 Searchlight Pictures. All Rights Reserved.