【マイルCS】京都マイルは複勝率100% 東大HCの本命は条件好転のソウルラッシュ
秋のマイル王決定戦
今週日曜日、京都競馬場でGⅠ・マイルCSが行われる。安田記念2着からこのレース連覇を狙うナミュール、富士Sの勝ち馬ジュンブロッサム、1年ぶり復帰戦の府中牝馬Sを快勝したブレイディヴェーグ、そしてヨーロッパからGⅠ・3勝馬チャリンが参戦する。 【マイルチャンピオンシップ2024 推奨馬】持ちタイムNo.1! 勝率33.3%&複勝率66.7%データ該当 (SPAIA) 安田記念に引き続き国内外の一流マイラーが集結。最強決定戦にふさわしいレースとなった。過去10年のうち、京都開催7回(14~19、23年)のデータをもとに馬券を組み立てる。
今年はスローペース濃厚
<マイルCS 脚質別成績> 逃げ【1-0-0-6】勝率14.%/連対率14.3%/複勝率14.3% 先行【0-1-3-20】勝率0.0%/連対率4.2%/複勝率16.7% 差し【4-6-2-45】勝率7.0%/連対率17.5%/複勝率21.1% 追込【2-0-2-30】勝率5.9%/連対率5.9%/複勝率11.8% まずは脚質データから検討する。前で運ぶ馬が苦戦しており、逃げ馬は16年ミッキーアイル以外に好走がなく、先行馬は未勝利で2着1回。連対率、複勝率が最も優秀なのは中団からの差し馬だ。 また末脚3だけで決まらないのが特徴で、上がり3F最速馬が【2-0-1-6】、2位が【2-0-1-5】と差し届かない例も多い。そして上がり6位以下から10頭が3着以内に入っている。つまり「中団で待機し、そこそこの脚を使った馬」がよく馬券に絡んでいることになる。 ただし今年は少々事情が異なる。逃げそうな馬がバルサムノートくらいしかおらず、同馬はスタートに難がある。よってスローペースになる可能性は考慮したい。 スローペースの場合、参考になりそうなのが2019年。マイスタイルがハナを切って前半800m47秒2。これがデータ対象7戦で最も遅かった。結果は4角5番手のインディチャンプが勝利、3番手のダノンプレミアムが2着、マイスタイルも10番人気ながら4着に粘った。これを踏まえて、今回は先行馬からも相手を選びたい。