【インフルエンザ】東京都内の患者数を示すグラフにSNSで衝撃が広がる。「流行マップ」は“全区域で最大“を示す真っ赤に
東京都感染症情報センターは1月8日、都内のインフルエンザ患者の状況を更新。 異常なペースで増え続けるインフルエンザ患者の状況が話題になっています。 【グラフ】急増に「新年会行くのやめようかな」の声。グラフを見る
東京都感染症情報センターが更新したのは、2024年12月29日(第52週)までの「定点医療機関当たり患者報告数グラフ」などです。 12月19日の時点で保健医療局から「注意報基準を超える」と報道されていたインフルエンザの流行でしたが、当時をはるかに上回る患者数となっていることがグラフから読み取れます。 また同時に更新された、保健所別に塗り分けられた「都内流行マップ」患者数は、すべての地域で患者数が多いことを示す赤色に。
この発表にSNSでは、 「ぎゃーー」 「新年会行くのやめようかな」 「指数関数…」 「私の部署、新年会で集団感染して仕事にならない」 など、急増するインフルエンザ患者について警戒するコメントが多く寄せられたほか、「発熱外来は軒並み受付開始数分で枠がいっぱいになるような現況です」と医療現場の切迫を伝えるコメントもありました。
東京だけではなく、全国でも警報
国立感染症研究所が更新している「全国インフルエンザ流行レベルマップ」の第52週分(2024年12月23日~12月29日) が更新されました。この期間の全国のインフルエンザの患者数が定点医療機関1つあたり64.39人となっており、NHKニュースによると、現在の方法で統計を取り始めた1999年以降、最も多くなっているそうです。 また、インフルエンザの注意報・警報状態を示すマップが更新されると、41都道府県が最大の警報を示す色に、6県が最大の一つ下の警報色と、全国的な流行を示しました。
急増するインフル、対策のポイントは
東京都感染症情報センターは予防のポイントとして、「みんなの『かからない』『うつさない』という気持ちと、それを行動に移すことがとても大切」だと啓発しています。 具体的には、手洗いを「個人衛生の基本」と述べたうえで「外から帰ったときなど、こまめに手を洗いましょう。また、咳やくしゃみを手でおおったときにも洗いましょう」「流水で手を洗えないとき、手指にすり込むタイプのアルコール製剤も有効です。しかし、手に目で見えるような汚れがある場合は消毒効果が低下するため、その場合は流水・石鹸での手洗いを行いましょう」と紹介。 また、「咳やくしゃみをする時はティッシュやマスクを口と鼻にあて、他の人に直接飛まつがかからないようにしましょう」と咳エチケットの重要性についても紹介していました。
BuzzFeed Japan