3連覇を狙う昌平が軸 西武台、聖望学園、正智深谷なども頂点をうかがう
関東高校大会予選4強、総体予選8強の立教新座はMF粟屋大智(3年)のパフォーマンスに期待。関東高校大会予選で準優勝した東京成徳大深谷は、藤村岳渡(3年)と山谷康太朗(2年)の両ウイングバックの突破が鋭い。令和5年度埼玉新人戦(新人選手権大会)で西武台と両校優勝の武南はFW大熊來瑠、MF畑乙樹ら3年生がどこまで奮起するかに懸かる。総体予選4強の浦和学院は、橋本秀太(3年)と平昭一哉(2年)に得点力、佐藤大心(3年)に突破力があり、3人のFW陣が好機を確実にものにできるかだ。 浦和東はFW福島蒼介、MF菅野琉(ともに3年)らが奮闘し総体予選8強を再現させたい。ともにS1リーグの武蔵越生は、FW髙橋悠太とCB原田彪雅(ともに3年)が攻守の中心となり、市立浦和は前回8強のメンバー、MF高橋隼やDF田邉快斗(ともに3年)がチームを引っ張る。 関東高校大会予選ベスト8の埼玉栄は、MF嶋家礼人(3年)ら昨季の経験者がけん引できるか。S2Bリーグ暫定3位で前回8強の狭山ヶ丘は、今季のトーナメント戦で不振とあり、最後の大会では結果を出したい。総体予選16強でS2Aリーグの埼玉平成も、虎視眈々と上位をうかがう。 前回、公立勢は8強に2校が進んだが、浦和南や市立浦和、浦和東のほか川口市立と大宮南のS2リーグ勢など、公立校がどこまで頑張れるかにも注目だ。 (文・写真=河野正)