【50歳代二人以上世帯】貯蓄ゼロは27.4%…10年間のNISA積立投資で資産をいくら作れる?
【50歳代二人以上世帯】貯蓄保有世帯のみの平均貯蓄額と中央値はいくら?
次に、同調査より貯蓄保有世帯のみの貯蓄額について見ていきましょう。 ●平均貯蓄額と中央値 ・平均:1611万円 ・中央値:745万円 ●貯蓄額一覧 ・100万円未満:12.5% ・100~200万円未満:8.9% ・200~300万円未満:5.2% ・300~400万円未満:5.4% ・400~500万円未満:5.2% ・500~700万円未満:7.7% ・700~1000万円未満:7.5% ・1000~1500万円未満:12.2% ・1500~2000万円未満:5.8% ・2000~3000万円未満:7.4% ・3000万円以上:15.5% 貯蓄保有世帯のみの平均貯蓄額は1611万円、中央値は745万円でした。 50歳代、子育てが落ち着き、これから老後に向けて本格的に資産を作り上げていく世帯もあるでしょう。 では、新NISAで毎月コツコツ積立投資を行った場合、10年間で資産がどれくらい増えるのか。その期待値をシミュレーションしてみましょう。
【新NISA】10年間の積立投資で資産はいくら増える?期待値シミュレーション
本章では、これから10年間、新NISAのつみたて投資枠を活用した積立投資で、資産がどれくらい増える期待があるかをシミュレーションしていきます。 《シミュレーション条件》 毎月の積立金額:1万円・3万円・5万円・7万円・10万円 想定利回り:3%・5%・7%・10% ●2.1 【毎月1万円×10年間】 10年間で積み立てられる元本は120万円 ・想定利回り3%:140万円 ・想定利回り5%:155万円 ・想定利回り7%:173万円 ・想定利回り10%:205万円 ●2.2 【毎月3万円×10年間】 10年間で積み立てられる元本は360万円 ・想定利回り3%:419万円 ・想定利回り5%:466万円 ・想定利回り7%:519万円 ・想定利回り10%:615万円 ●2.3 【毎月5万円×10年間】 10年間で積み立てられる元本は600万円 ・想定利回り3%:699万円 ・想定利回り5%:776万円 ・想定利回り7%:865万円 ・想定利回り10%:1024万円 ●2.4 【毎月7万円×10年間】 10年間で積み立てられる元本は840万円 ・想定利回り3%:978万円 ・想定利回り5%:1087万円 ・想定利回り7%:1212万円 ・想定利回り10%:1434万円 ●2.5 【毎月10万円×10年間】 10年間で積み立てられる元本は1200万円 ・想定利回り3%:1397万円 ・想定利回り5%:1553万円 ・想定利回り7%:1731万円 ・想定利回り10%:2048万円 ※上記は簡易的なシミュレーション結果です。投資信託の利回りは確定されたものではなく、運用状況により元本割れとなる場合もあります。 シミュレーション結果をみると、リスクを伴うものの運用における資産増の効果は大きいことが分かります。 なお、この積立投資はNISA口座を利用することがポイントです。 NISAの最大のメリットは、投資で得た利益が「非課税」となること。通常、投資で得た利益には約20%の税金がかかりますが、NISA口座で得た利益はまるまる受け取ることができます。 例えば、利益が100万円だった場合、課税口座では約20%=約20万円の税金が引かれるため手取りは80万円です。 しかし、NISA口座では100万円の利益を全て受け取ることができます。 シミュレーションでは利回りを3~10%と想定しましたが、期待できるリターンが大きければ、背負うリスクも同等に大きくなる点には十分にご留意ください。 どのような期待・リスクがあるのかを十分に理解した上で投資すべきかを検討しましょう。