テン・ハフ解任にライバルチーム指揮官が言及…ポステコグルー監督「トッテナムで同じ成績なら解任されていただろうか?」
マンチェスター・ユナイテッドの指揮官を解任されたエリック・テン・ハフ監督に対し、ライバルチームの監督が言及している。英『BBC』が伝えた。 【写真】影山優佳さんが撮影した内田篤人氏が「神々しい」「全員惚れてまう」と絶賛の嵐 マンチェスター・Uは28日にテン・ハフ監督の解任、ルート・ファン・ニステルローイ氏の暫定監督就任を発表した。テン・ハフ監督は就任初年度の22-23シーズンににカラバオ杯、2年目の昨季はFA杯制覇へと導いた。しかし、初年度は3位となったプレミアリーグでは結果が出ず。昨季はクラブ最低順位を更新する8位に終わり、今季は第9節終了時点で14位と低迷していた。 マンチェスター・シティのジョゼップ・グアルディオラ監督は「彼の事をとても気の毒に思うよ。私は彼と素晴らしい関係を築いている。彼は行動面で最高レベルでユナイテッドを代表していた」と語った。 「サッカーの監督は解雇されることを期待される唯一の職業だ。他の職業、例えば建築家や医師、教師ではそうだとは思わない。我々の職業だけだ。それを受け入れなければならない。彼の幸運を祈っているよ。より強くなって戻って来るだろう。我々の仕事が結果にかかっていることは彼も知っている。結果が十分でなければ解任されるのだ。私も例外ではないよ」 また、リバプールのアルネ・スロット監督は「我々はこの仕事に就いているので、こうしたことが起こり得るのは知っている。ただ、彼がどれほど努力していたかを知っているからこそ、この知らせを受けたのはとても残念だ」と語り、アーセナルのミケル・アルテタ監督は「悲しいね。彼は非常にいい仕事をし、多くのことを変えたと思う。新しい章での成功を祈っている」と話している。 各監督が同情を示す一方で、トッテナムのアンジェ・ポステコグルー監督は、仕事の注目度を考えれば驚くべきことではないと述べた。 「エリックは2年少し在籍したが、毎年トロフィーを獲得していた。もし、彼がトッテナムで同じ成績だったら、解任されていただろうか? 同じような注目を浴びただろうか? 皆、トロフィーを獲得することがすべてだと言うが、結局、同じ結果になる気がする。監督として成功のポイントを見つけ、皆が喜ぶサッカーをし、すべての補強を的中させることが求められている。エリックはきっと立ち直るだろう。彼は良い監督だ。彼のキャリアは今後も順調に進んでいくに違いないよ」