ラブソングは間接的かつカジュアルに? いしわたり淳治が感じた時代の変化、キッチンのCMソングから考える
眉毛が整えば早く帰れる
12月3日放送のカンテレ『やすとも・友近のキメツケ!※あくまで個人の感想です』でのこと。「コレしたら生活、激変した!」のトークテーマで藤崎マーケットの田崎佑一さんが眉メイクについて話していた。「顔の印象って、眉毛で8割方決まるって言われてるらしくて。(今までは眉が)薄くてメイクさんに足してもらってたりしたんですけど、眉毛サロンに通い出してから、初対面の人も印象が良くなって、商店街のロケとか巻く感じっすね。ロケ、押したことないですもん。(インタビューも)すぐつかまるし、断られたことないですもん。眉毛これにしてから、ロケが巻く巻く」と言って、得意げに笑った。 風が吹けば桶(おけ)屋が儲(もう)かる、ということわざがあるように、何かの出来事が回り回って思いもしない結末につながることはよくあるものである。ロケ芸人の場合は、「眉毛が整えば早く帰れる」ということのようである。 先日、ひょんなことからガンダムのプラモデルを頂いて、懐かしいなと思いつつ作っていると、それを見ていた息子たちもやりたいと言う。作らせてみると、たくさんの小さなパーツがパチパチと気持ちよくはまって、最終的になめらかに可動する腕や脚になるのが、二人ともいたく気に入った様子で夢中になって作っていた。その翌日、いつもならテストでケアレスミスの絶えない息子たちが二人とも満点を取って帰って来た。私自身もプラモデルを作った翌日はものすごく頭がすっきりしていた気がする。 これは私の推測だけれど、説明書通りに正確に作業をひとつずつ積み重ねていく行為はものすごく頭の中をクリアにしてくれる行為なのではないかと思う。やるべきことをそのまま進めていく作業は、常日頃ゼロイチの仕事をしている私にとっては、ものすごく脳をリラックス状態にしてくれる気がした。 「プラモデルを作ると成績が上がる」。我が家ではこれがあるあるになりつつあるのだけれど、どうだろう。