ヤクルトがソフトバンクからFAの石川柊太を獲得調査! 3年ぶりのV奪回へ課題の先発を補強
投手力アップへ、補強に動く!! ヤクルトが、国内フリーエージェント(FA)権の行使を表明したソフトバンク・石川柊太投手(32)の獲得調査を進めていることが8日、分かった。14日にFA宣言選手として公示され、交渉解禁となる15日以降にアタックするとみられる。2年連続リーグ5位に終わった今季、チーム防御率3.64はリーグワーストと投手陣の立て直しは急務。かつて最多勝に輝いた通算56勝右腕の獲得に動き、来季は3年ぶりのV奪回を目指す。 再び頂点に立つべく、補強に動く。ヤクルトが、国内FA権の行使を表明したソフトバンク・石川の獲得調査を進めていることが判明。3年ぶりのV奪回に向け、FA市場に参戦する。 2年連続リーグ5位に終わった今季、チーム防御率3.64はリーグワースト。先発に限っては同4.02で立て直しは急務となっており、高津監督はかねて「ずっと言われているピッチャーの部分は、本当に(課題が)浮き彫りになったシーズンだと思う。やっぱりピッチャーがしっかりしないと、なかなか勝てないのが野球」と投手力の重要性を説いていた。 石川は東京都立総合工科高、創価大を経て、2014年に育成ドラフト1位でソフトバンクに入団。16年7月に支配下登録されると、20年には11勝3敗で最多勝と勝率第1位(.786)のタイトルを獲得した。23年にはノーヒットノーランを達成。今季は15試合に登板して7勝2敗、防御率2.56でリーグ優勝に貢献し、DeNAとの日本シリーズでは第4戦に先発して六回途中1失点と好投した。 この日、みずほペイペイドームで球団にFA権行使に関する申請書類を提出した石川は「自分が野球界でどういう評価をされているか聞いてみたい。(他球団との交渉は)うちに来てほしいという思いが一番伝わってくるというのを大切にしたい」と口にした。 今季の年俸は推定1億2000万円で、金銭も人的補償も発生しないCランクとみられる。14日にはFA宣言選手として公示され、15日に交渉が解禁される。残留のオファーを出しているソフトバンクを含めた他球団と争奪戦になる可能性は高く、ヤクルトは調査を進めながら、条件面などを詰めていく。 高津監督はこれまで「今の投手陣で満足しているわけではない。底上げはもちろんですけど、新しく入ってくる力が非常に大きい」と口にしていた。通算56勝と実績十分の右腕が加われば、先発陣の厚みが増すことは間違いない。