サッカーU23日本代表 パリ五輪出場をかけてU23アジアカップに挑む!
今夏のパリ・オリンピックの出場権をかけて、U23日本代表がカタールでU23アジアカップに臨む。 【動画】U-23日本代表に招集された唯一の大学生・内野航太郎!大学No.1ストライカーが出国前の試合でもゴール 4月16日の中国との初戦を皮切りに、今大会で用意されている3枚のパリ行きチケットの1枚の獲得を目指す。 パリ・オリンピック男子サッカーの出場チーム数は16。 そのうち、アジアの割り当ては3・5枠で、最終予選を兼ねた今回のU23アジアカップで決勝進出または3位決定戦の勝利で3位以内に入ればパリ行きが決まる。 だが、4位になった場合は、大陸間プレーオフにまわり、最後の1枠をかけてアフリカ予選(2023年U23アフリカ・カップ・オブ・ネーションズ)4位のギニアと5月9日にフランスで対戦することになる。 ちなみに、アジア以外の12チームは決定済みで、南米からはアルゼンチン、パラグアイ、北中米からアメリカ、ドミニカ共和国、オセアニアからニュージーランド、アフリカからモロッコ、エジプト、マリ、欧州からはスペイン、イスラエル、ウクライナに開催国のフランスという顔ぶれが揃っている。 U23アジアカップでは16チームが4チームずつに分かれてグループステージを行い、各組上位2チームが準々決勝へ進出。 日本はB組に入り、16日の中国戦を皮切りに、19日にUAE、22日に韓国と対戦する。B組を1位で突破すればA組2位、2位で抜ければA組1位と準々決勝(4月25日)で対戦し、C組またはD組のチームとは準決勝まで顔を合わせない。 A組は15日の開幕戦でカタールがインドネシアに2-0で勝ち、オーストラリアとヨルダンが0-0で引き分けて、開催国のカタールが1位スタートを切っている。 C組はサウジアラビア、イラク、タイ、タジキスタン、D組はウズベキスタン、ベトナム、クウェート、マレーシアという組み合わせだ。
「タフに戦う」メンバーで挑む
今大会に臨むU23日本代表のメンバー23人はMF松木玖生選手(F東京)、FW荒木遼太郎選手(F東京)、MF山田楓喜選手(東京V)、DF西尾隆矢選手(C大阪)らJリーグでプレーするが中心の編成。 海外組はMF山本理仁選手とシントトロイデンで同僚のMF藤田譲瑠チマ選手、MF佐藤恵允選手(ブレーメン)、DF内野貴史選手(デュッセルドルフ)、GK小久保怜央ブライアン選手(ベンフィカ)の5人。 Jリーグ組もシーズン中であることを考慮して1クラブ3人までという制限の中からの選出となった。 連日30度超えの暑さのなか、中2日での連戦という厳しいコンディションでの戦いになるが、大岩剛U23日本代表監督は、「メンタルでも肉体的にもグループの結束でも、(選手には)タフにいてもらわないとならない」として、ハードに戦い抜けることを基準にメンバーを選出したと説明した。 「アジアにもさまざまな相手がいる。しっかり、その国の戦術や特徴を分析して、自分たちの良さを出して、相手の良さを消すなど、各試合で分析して臨みたい」と述べて、2021年12月にパリ五輪を目指すU21日本代表監督に就任して以来、年々、試合や大会出場で積み上げてきたチームと選手に自信と期待を抱いている。 取材・文:木ノ原 句望
U23日本代表アジアカップ2024メンバー
■GK 小久保怜央ブライアン(ベンフィカ) 山田大樹(鹿島) 野澤大志ブランドン(F東京) ■DF 内野貴史(デュッセルドルフ) 大畑歩夢(浦和) 西尾隆矢(C大阪) 木村誠二(鳥栖) 半田陸(G大阪) 関根大輝(柏) 鈴木海音(磐田) 高井幸大(川崎) ■MF 平河悠(町田) 山田楓喜(東京V) 佐藤恵允(ブレーメン) 川崎颯太(京都) 山本理仁(シントトロイデン) 藤田譲瑠チマ(シントトロイデン) 田中聡(湘南) 松木玖生(F東京) ■FW 藤尾翔太(町田) 細谷真大(柏) 荒木遼太郎(F東京) 内野航太郎(筑波大)