遠藤航もピンチ!? かつて“新監督”の元で冷遇された欧州日本人(5)1年半で5試合…。大躍進のクラブで置き去りのベテランMF
選手と監督の相性は重要だ。リバプールで2シーズン目を迎えた遠藤航も監督交代の影響を受けて出番を減らしている。彼のように指揮官の交代によって序列を下げた選手は多い。今回は、監督交代に伴いさまざまな理由で出番を失った日本人選手を紹介する。※リーグ戦出場数は同監督の下での成績。
MF:原口元気(はらぐち・げんき) 当時の監督:セバスティアン・ヘーネス(シュツットガルト) 共闘期間:2023年4月~2024年6月 リーグ戦成績:5試合0得点0アシスト 9月1日に浦和レッズへの復帰が発表された原口元気は、2023/24シーズンまでシュツットガルトでプレーしていた。チームは絶対王者バイエルン・ミュンヘンを上回る2位でフィニッシュし、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)出場権を獲得する大成功のシーズンを送っていたが、そこにベテランMFはほとんど関わることができていない。 原口は2023年1月の移籍市場でシュツットガルトに加入した。当時のクラブは残留争いを強いられており、その中で元日本代表MFにはチーム最年長として若手を引っ張る役割を期待されていた。実際にチーム最年長ながら加入から8試合連続スタメンを飾るなど主力へと定着したが、その間にチームは1勝しかすることができず、ブルーノ・ラッバディア監督は成績不振によって解任されてしまった。 この監督交代が原口の立場を大きく変える。セバスティアン・ヘーネスが新監督に就任すると露骨に出場機会を減らし、怪我での離脱がほとんどなかったのにも関わらず、1年半でリーグ戦では5試合しか出番が訪れなかった。その一方でチームは躍進を続け、2023/24シーズン終了後に契約満了での退団が発表されていた。
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