42歳、築28年「3200万円」のマンションを購入すべきか迷っています。「終の棲家」にしたいのですが、築年数が古いのは良くないでしょうか? 住む場所があれば安心できると思っています…
マンションを買わずに賃貸に住み続けるという選択肢は?
限られた予算内でマンションを買わないで、賃貸住宅に住み続けるという選択もあります。持ち家の場合は前述した修繕積立金や固定資産税がかかってきます。それであれば資産を持たないということも一つの考え方です。 しかし、歳を重ねるごとに賃貸住宅の住居時の審査が厳しくなる可能性があります。それは一人暮らしの人に万一のことがあった際のリスクを避けたいという家主の考えがあるためです。保証会社が借主と貸主の間に入るとは言っても、リスクを避けたい場合は貸主側がお断りを入れる可能性があるのです。 身元を保証できる親族などがいる場合は問題ないかもしれませんが、頼れる人がいない場合は将来のリスクについても検討する必要があると言えるでしょう。
万一の時、独身の場合はどうなる?
相談者のように独身で資産がある場合、万一の時の相続が気になるかと思います。基本的には配偶者や子が相続人となりますが、いない場合は父母、祖父母、兄弟姉妹らが相続人に該当します。
独身の住宅購入は問題ないがかかるコストなども踏まえて検討しよう
今回のケースのように、高い相場が続いている都内でマンションを買う場合は、資産価値が将来的にどうなるのか、古い建物を買う場合に想定される維持コストがどうなるのかなど、様々な観点から検討をすることをお勧めします。 相続まで先を見据える必要はあまりないかもしれませんが、可愛がっている甥っ子や姪っ子がいる場合、受け継がせるためにどうすれば良いのか、ということも含めて考えてみましょう。 執筆者:宇野源一 AFP
ファイナンシャルフィールド編集部