腸を元気にする生活習慣を。その先で美肌が待っています!
美腸のためには食事、運動、睡眠。食事は「菌と食物繊維」を
美肌を手に入れるには、乳酸菌などの有用な菌(=プロバイオティクス)を含む発酵食品(みそ汁、ヨーグルト、納豆、ぬか漬けなど)、善玉菌の餌になる食物繊維、胃酸でも分解されずに大腸まで届くオリゴ糖など(=プレバイオティクス)をとり、腸の働きを活性化させたい。乳酸菌は、動物性よりも植物性の方が大腸には届きやすい。 ただ、生きた菌を口から入れても多くは胃酸で死滅し、腸に届いても48時間程度で排出される。 「なかなか定着しませんが、体内に留まっている間は善玉菌が優位になりやすいので、一定量を継続して摂取することが大事です。また、腸活だからといってヨーグルトなどを食べすぎるのも×。乳製品に含まれるカゼインが原因の遅延型アレルギーもあるので、便秘や下痢を繰り返す人はとるのを控えて」(大塚先生) また、水分量が少ないと便が硬くなったり、食物繊維は水分を吸収するので、飲料のほかにもスープなどで水分もしっかりとりたいもの。続けていると2週間から1か月で変化を感じられることも。 「過度の飲酒、動物性たんぱく質のとりすぎ、食物繊維不足、ストレス、睡眠・運動不足なども悪玉菌優勢になるので注意」(清水さん)
×激しい運動 ◎ストレッチ程度 体幹を鍛えて姿勢を良く
運動することで腸が刺激され、ぜんどう運動も活発に。 ただし、ハードな筋トレやマラソンなど体が疲労する運動は逆効果。「免疫細胞が減少して免疫力が低下するため、腸内環境にも影響が出ます。実はアスリートに風邪をひきやすい人が多いのはそのためです」(清水さん)。おすすめはウォーキングやジョギング、ストレッチやヨガなど。また、インナーマッスルを鍛えて正しい姿勢でいることも大切。 「腸はおなかの壁に四角をピンで留めているような状態。腸をガードしているインナーマッスルが弱いと姿勢が悪くなり、腸に偏りが出て動きが悪くなります。体幹を鍛えて正しい姿勢をとることも腸活に」(大塚先生) 【 腸を元気にする習慣 】 ・バランスの良い食事 ・激しすぎない緩めの運動 ・質のいい睡眠 ・正しい姿勢